...「お月様! お月様! わたしは黒君を見殺しにしました...
芥川龍之介 「白」
...一人の弟を見殺しにすると...
芥川龍之介 「偸盗」
...見殺しに出来ると思ったら...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...黙って見殺しにしましょうか...
泉鏡花 「悪獣篇」
...ややともすれば見殺しです...
泉鏡花 「海城発電」
...同志が僕らを見殺しにするとでも考えているのか...
林不忘 「安重根」
...北国の雪の中に見殺しの悲惨な運命に逢わせたその責めは...
中里介山 「大菩薩峠」
...よろしく見殺しにするに越したことはないのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...浅吉さんを見殺しにしているかのように思われてならないこともあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁慶ばかりを見殺しにして山越しに落ちたと書いてある...
柳田国男 「雪国の春」
...この実験の結果を独り占めにしようとしたんだ……彼奴は出来る限り吾輩を見殺しにしようとしたんだよ」「エッ……ソ……そんな無茶な事が……」「チャント実行されているから面白いだろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...結局は二人がかりでレミヤを見殺しにするより外に方法はないのです...
夢野久作 「霊感!」
...それを見殺しにしては...
吉川英治 「三国志」
...太守を見殺しにして...
吉川英治 「三国志」
...見殺しになすべきぞ...
吉川英治 「三国志」
...虎之助ひとりを見殺しにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなたをここで見殺しにしたら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お綱を見殺しにするのみか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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