...詰まり人生は死刑の宣告を受けてゐると同じものだと見做すと云ふのです...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...』彼女は幼少からそれを以て最終の天職と見做すことを教へられなかつただらうか...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...劣者と見做す者が敗れるとも限らぬ...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...生存に必要な程度以上には余り進んで居ないものと見做すのが当然であらうが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...殆ど全部数学の応用と見做すべきものであつて...
丘浅次郎 「固形の論理」
...恐らくは次の時代までに略々(ほぼ)全滅するを免かれぬものと見做すが適当であらう...
丘浅次郎 「人類の将来」
...其の問題が解決せられ終つたものの如くに見做す癖の生ずることを避けて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...であると見做す間は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いわば私の外に存在するものから取ってこられたものと私の見做すところの観念について...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これはとりわけかの外来のものと私の見做すところの観念のうちに数えらるべきものであるが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...物質を一つの今云った新しい意味での波動現象と見做すことによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...理性乃至悟性の観念的自発性による単なる構成だと見做すことに存する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併し社会の歴史的分析を以て直ちに歴史の記述と見做すことは出来ないのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...文等の語はいと古き代より用ゐ來りたれば日本語と見做すべしなどいふ人も可有之候へどいと古き代の人は其頃新しく輸入したる語を用ゐたる者にて此姑息論者が當時に生れ居らばそれをも排斥致し候ひけん...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...これを經驗の最も基本的な形式と見做すとき...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...しかもその頽廢した形態とも見做すであらう...
三木清 「歴史哲學」
...歴史的意識が非歴史的と見做すこのやうな實用主義的史觀には次の如き非歴史的な人間學が結び付いてゐたのである...
三木清 「歴史哲學」
...見るものゝ理想次第にて強(あなが)ち勸懲の作と見做すを要せず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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