...詰まり人生は死刑の宣告を受けてゐると同じものだと見做すと云ふのです...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...自己の言行を以て最良なるものと見做すは平凡人のなす処にして...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...之と矛盾することを誤と見做すの外に致し方はない...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...そして確かに私は何等かの神が欺瞞者であると見做すべきいかなる機會も有しないのであり...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いわば私の外に存在するものから取ってこられたものと私の見做すところの観念について...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...又主観が世界を空間の内にあるかのように見做すのでもない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...更に高度に複雑に曲率を有った空間域と見做すのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そういう歴史的法則を論理と見做すことも...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...すでに私が幾何学的空間と直観空間との区別を指摘したように前者が後者に基きながらも結局後者とは区別されねばならなかったことから見ても空間をただ一種のものと見做すのは独断でなければ無造作の故である...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...」「無論の腹の中へ派遣せられたと見做すのです...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...谷崎氏の作品をば靡爛の極致に達したデカダンスの芸術の好適例と見做すのである...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...一つの化学変化と見做すことである...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...特殊の価値を約束されているように見做すのは...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...彼等が吾々を友人と見做すことが出來るやうに...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...これを經驗の最も基本的な形式と見做すとき...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...更に斯く規定されることによつて存在は現實的には初めて存在すると見做す點に於ては...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...唯物辯證法をもつて一の不可能なる概念と見做すところの思想は...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...人間に對して自然を環境と見做すことが...
三木清 「歴史哲學」
便利!手書き漢字入力検索