例文・使い方一覧でみる「見たところ」の意味


スポンサーリンク

...見たところは、いかにも小じんまりしてゐる...   見たところは、いかにも小じんまりしてゐるの読み方
芥川龍之介 「日本の女」

...見たところは徹頭徹尾我国とは違っていたが...   見たところは徹頭徹尾我国とは違っていたがの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...どんな台を想像して見たところで...   どんな台を想像して見たところでの読み方
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」

...メイン氏は見たところ会社の水が良いような結果を示した...   メイン氏は見たところ会社の水が良いような結果を示したの読み方
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」

...それから見たところあらゆる農具とを持ちだした忙しい農夫のようにはたらいているのを見ていた...   それから見たところあらゆる農具とを持ちだした忙しい農夫のようにはたらいているのを見ていたの読み方
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」

...ちょっと見たところでは区別がつかない...   ちょっと見たところでは区別がつかないの読み方
豊島与志雄 「上海の渋面」

...見たところ若々しい様子ではあるが...   見たところ若々しい様子ではあるがの読み方
豊島与志雄 「猫」

...一寸見たところでは...   一寸見たところではの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...見たところ三十前後...   見たところ三十前後の読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...ザツと見たところで...   ザツと見たところでの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...見たところ、三十過ぎにも見えますが、それは氣性者(きしやうもの)によくある線の堅さから來る感じで、二十八の豊滿な大年増、鼻も顴骨(くわんこつ)も高く顎(あご)が開いて、決して醜(みにく)いといふ程でなくとも好感の持てる顏ではありません...   見たところ、三十過ぎにも見えますが、それは氣性者によくある線の堅さから來る感じで、二十八の豊滿な大年増、鼻も顴骨も高く顎が開いて、決して醜いといふ程でなくとも好感の持てる顏ではありませんの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...いつまでこのような状態がつづくのかわからないだけに憂ウツであった、だが周囲の悲惨な人々にくらべると、私はまだ幸福な方かもしれなかった、私はほとんど傷も受けなかったし、ピンと立って歩くことができたのだ八日の朝があけると私は東練兵場を横切って広島駅をめざして歩いて行った、朝日がキラキラ輝いていた、見渡すかぎり、何とも異様なながめであった駅の地点にたどりつくと、焼けた建物の脇で、水兵の一隊がシヤベルを振り回して、破片のとりかたずけをしていた、非常に敏ショウで発ラツたる動作なのだ、ザザザザと破片をすくう音が私の耳にのこった、そこから少し離れた路上にテーブルが一つぽつんと置いてある、それが広島駅の事務所らしかった、私はその受付に行って汽車がいま開通しているものかどうか尋ねてみたそれから私は東照宮の方へ引かえしたのだが、ふと練兵場の柳の木のあたりに、一匹の馬がぼんやりたたずんでいる姿が目にうつった、これはクラもなにもしていない裸馬だった、見たところ、馬は別に負傷もしていないようだが、実にショウ然として首を低く下にさげている、何ごとかを驚き嘆いているような不思議な姿なのだ私は東照宮の境内に引かえすと石垣の横の日陰に横臥していた、昼ごろ罹災証明がもらえることになったので、私はまた焼津の方へ向う道路を歩いて行った、道ばたの焼残った樹木の幹を背に、東警察署の巡査が一人、小さな机をかまえていた罹災証明がもらえて戻ってくると今度はまもなく三原市から救援のトラックがやって来た私は大きなニギリ飯を二つてのひらに受けとって、石垣の日陰にもどった、ひもじかったので何気なく私は食べはじめた、しかしふとお前はいまここで平気で飯を食べておられるのか、という意識がなぜか切なく私の頭の片隅にひらめいた、と、それがいけなかった、たちまち私は「オウト」を感じてノドの奥がぎくりと揺らいできた...   いつまでこのような状態がつづくのかわからないだけに憂ウツであった、だが周囲の悲惨な人々にくらべると、私はまだ幸福な方かもしれなかった、私はほとんど傷も受けなかったし、ピンと立って歩くことができたのだ八日の朝があけると私は東練兵場を横切って広島駅をめざして歩いて行った、朝日がキラキラ輝いていた、見渡すかぎり、何とも異様なながめであった駅の地点にたどりつくと、焼けた建物の脇で、水兵の一隊がシヤベルを振り回して、破片のとりかたずけをしていた、非常に敏ショウで発ラツたる動作なのだ、ザザザザと破片をすくう音が私の耳にのこった、そこから少し離れた路上にテーブルが一つぽつんと置いてある、それが広島駅の事務所らしかった、私はその受付に行って汽車がいま開通しているものかどうか尋ねてみたそれから私は東照宮の方へ引かえしたのだが、ふと練兵場の柳の木のあたりに、一匹の馬がぼんやりたたずんでいる姿が目にうつった、これはクラもなにもしていない裸馬だった、見たところ、馬は別に負傷もしていないようだが、実にショウ然として首を低く下にさげている、何ごとかを驚き嘆いているような不思議な姿なのだ私は東照宮の境内に引かえすと石垣の横の日陰に横臥していた、昼ごろ罹災証明がもらえることになったので、私はまた焼津の方へ向う道路を歩いて行った、道ばたの焼残った樹木の幹を背に、東警察署の巡査が一人、小さな机をかまえていた罹災証明がもらえて戻ってくると今度はまもなく三原市から救援のトラックがやって来た私は大きなニギリ飯を二つてのひらに受けとって、石垣の日陰にもどった、ひもじかったので何気なく私は食べはじめた、しかしふとお前はいまここで平気で飯を食べておられるのか、という意識がなぜか切なく私の頭の片隅にひらめいた、と、それがいけなかった、たちまち私は「オウト」を感じてノドの奥がぎくりと揺らいできたの読み方
原民喜 「一匹の馬」

...ちょっと見たところ...   ちょっと見たところの読み方
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」

...見たところなかなか上等なものに見える...   見たところなかなか上等なものに見えるの読み方
北條民雄 「続重病室日誌」

...見たところ何世紀も使われていないようだし...   見たところ何世紀も使われていないようだしの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」

...見たところは一輪しか咲いていない...   見たところは一輪しか咲いていないの読み方
牧野富太郎 「植物記」

...見たところ四、五時間もあれば行ってこられそうなので、荷は全部ルックに詰めてビバーク・プレースに置き、ピッケル一本持って出発する...   見たところ四、五時間もあれば行ってこられそうなので、荷は全部ルックに詰めてビバーク・プレースに置き、ピッケル一本持って出発するの読み方
松濤明 「春の遠山入り」

...見たところ、いかにも正直そうに見えました...   見たところ、いかにも正直そうに見えましたの読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」

「見たところ」の書き方・書き順

いろんなフォントで「見たところ」

「見たところ」の英語の意味


ランダム例文:
所課   花を散らす   鉄座  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
友好条約   外国人労働者   道義的責任  

スポンサーリンク

トップへ戻る