...今度はピカピカ光る指環(ゆびわ)を三つも四つも穿(は)めて見せびらかしてやろう...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...二つの光る道具を見せびらかしながら...
江戸川乱歩 「影男」
...多くの人に見せびらかしておいた...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...皆に見せびらかした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...富豪(かねもち)はまた哲学者に自分の住んでゐる世界を見せびらかしたいものなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...あたしたちに百両を見せびらかし...
太宰治 「新釈諸国噺」
...大型の紙幣を片手に握ってそれとなく見せびらかし...
太宰治 「たずねびと」
...どんな物を見せびらかしても...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...それを出して見せびらかしている...
寺田寅彦 「高知がえり」
...一年ばかり前から老母の病気のために家へ帰って派手な着物を見せびらかしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...さうして左の掌へ五文六文と勘定をしてちやら/\鳴しながら逢ふ人に見せびらかしては大口あいてはゝあと笑つて居る...
長塚節 「濱の冬」
...木戸番へ十手の房か何かを見せびらかして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...判ったか」「ヘエ」「それから柳橋へ行ってお通の茶店で見せびらかして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見せびらかしに來たんだもの――忘れるものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の出世と成功を見せびらかして...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...しかし俗人が勲章を有難がったり見せびらかしたりするのとはちがっていたようである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...茶屋女などに見せびらかした...
吉川英治 「旗岡巡査」
...見せびらかしにでも歩くように...
吉川英治 「無宿人国記」
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