...彼は襤褸で綯った繩を両手で持ったまゝ死んでいた...
石川欣一 「山を思う」
...その上着だつて襤褸市なぞでは決してお目にかゝれねえ代物だらう...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...古新聞と襤褸を屑屋へ売つて...
種田山頭火 「其中日記」
...青いシャツだの肩から膝へ掛けた襤褸(ぼろ)だの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...その周囲に襤褸を来た男達と子供達の一団が夢中になって手を煖めたり...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...襤褸(ぼろ)を著た...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼等は襤褸をまとい...
豊島与志雄 「風景」
...襤褸(ぼろ)を着た子供たちが喜ばしそうに彼の後を追っかけてき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...Notreme, elle n'est qu'un hallon sans couleurs,Comme un drapeau mouillqui contre sa hampe.人の心は旗竿より濡れて下(さが)りし其の旗の色とてもなき襤褸(らんる)なりけりと唱はれたやうに動きもせぬ...
永井荷風 「花より雨に」
...襤褸(ぼろ)の包(つゝみ)が出(で)た...
長塚節 「土」
...その襤褸(つづれ)からも後光が射しそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...襤褸(ぼろ)に包まれた四肢にも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その腰には襤褸布に包んだ異様なものがぶらさがっていた...
久生十蘭 「海難記」
...女つてものはどこまで襤褸つ切れに眼がないかつてことがわかる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...身には襤褸(らんる)を纏(まと)うとも心に錦(にしき)の美を飾りつつ...
福田英子 「妾の半生涯」
...襤褸(ぼろ)をきた小さな子供が走り出してきて...
堀辰雄 「三つの挿話」
...襤褸(らんる)と赤貧と...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...流行遅れの襤褸(ぼろ)ばかしぢやありませんか」と云ふと...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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