例文・使い方一覧でみる「裏打ち」の意味
スポンサーリンク...その言葉を現実に裏打ちするような兇暴なものが... 
梅崎春生 「蜆」
...心靈の存在に確乎たる裏打ちを施すのであつた...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...織物の裏打ちをした何かの反古（ほご）の...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...この外側は美しい建物で内部は硬いセメントで裏打ちをした広い部屋であり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...習俗や制度の心理的な裏打ちを指す...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...そうすることによって前々からの自分の見解にみずからの裏打ちを与えるのであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...雰囲気で裏打ちしてある...
久生十蘭 「あなたも私も」
...「泉」や「繪本」などを裏打ちにしてゐるもの...
堀辰雄 「「繪本」」
...いくぶんの現実性をもってこの物語を裏打ちするに相違ないと信ずることができる...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...自分の手相術を疑似科学の歴史できれいに裏打ちしていた...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...そしてそのすべての場合に堂々たる自信に裏打ちされているのは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...最大多数の人々への実際的な愛というものでたえず裏打ちされていないと...
三好十郎 「恐怖の季節」
...フィクションにリアリテを附与するための裏打ちとして提出されていると見なければならぬ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...彼はこれを経師に裏打ちをさせ...
室生犀星 「芥川の原稿」
...表具とか屏風の裏打ち用には...
山本周五郎 「さぶ」
...絵襖には裏打ちの紙が幾種類か必要である...
山本周五郎 「さぶ」
...それが言葉の意味の裏打ちとなり...
和辻哲郎 「孔子」
...漱石のサロンにはこの悲劇の裏打ちがあったのである...
和辻哲郎 「漱石の人物」
便利！手書き漢字入力検索