...店の表看板が倒れた...
...表看板を作成するために、デザイナーに相談した...
...彼女は表看板を見ただけで、その店がどんなジャンルの店なのか分かった...
...表看板を変更したところ、お客さんが増えた...
...ビルの表看板が消えてしまい、迷ってしまった...
...「何某の大店(おおだな)の表看板を打ち毀(こわ)して...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...表看板は或る出版社の編輯(へんしゅう)の手伝いという事にして...
太宰治 「渡り鳥」
...広義国防主義はすでに広田内閣の表看板であった...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...「顔は表看板だから……...
豊島与志雄 「操守」
...何んだつまらんと思うもう一つの理由は、表看板に、海中で、海女が、蛸や、魚と、格闘している図が描いてあるから、その通りの事をして、見せるのだと考えていたせいもある...
直木三十五 「死までを語る」
...興味は表看板の極端な絵を見て好奇心に駆られている間だけだと言えばいいのであろう...
永井荷風 「裸体談義」
...その表看板の剣術にしてからが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここの教室の表看板であるイオン層の研究は...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...皇室中心主義なるものを表看板にかかげて...
蜷川新 「天皇」
...東北弁を表看板にして...
野村胡堂 「胡堂百話」
...私がスタンプショップを表看板として内々パン/\嬢のとり持ち役でもしてゐるやうに見たのであらう...
宮地嘉六 「老残」
...第一、筑波の諸氏もことの成否を問わず志のために身命を賭してとの話だったが、それは表看板、まさか十が十成らぬと思って取りかかる馬鹿も居まい...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...T「誰に断って俺の先生の表看板横取りしたァ!」「御尤も」と一同謝る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...歌舞伎座の新築当時には舞台上の大額や表看板の大名題の文字も居士の直筆であって...
山本笑月 「明治世相百話」
...忠臣藏はあの當時の作家によつて書かれたものであるが、共産主義的な唯物史觀の流行したころには、義士の行動に對し、忠義は表看板だ、あれは就職運動をやつたのである、その證據にはかういふ手紙があるぢやないかなんて批評を加へたものもある...
吉川英治 「折々の記」
...表看板(おもてかんばん)の鏃(やじり)をたたくことよりたやすいこと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あたら卑(いや)しい私慾の徒の表看板かのように地に堕(だ)してしまったのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...質屋と物産を表看板にしてござらっしゃるが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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