...だからわしは行く先々で話の種になるような事を仕出来(しでか)したのじゃ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...引越して行く先々へ跟(つ)いて來るから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...仕方がないから行く先々を捜し廻って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自慢で自慢でしようがなくて、行く先々で、精いっぱいに吹聴する...
久生十蘭 「キャラコさん」
...行く先々の所長は慇懃すぎるくらいな応対をするが...
久生十蘭 「ノア」
...行く先々には踏台がお伴をしなければならなかった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...居らぬどころか行く先々では...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかし行く先々、彼のすがたは煙の如く起っては散る兵団に囲まれた...
吉川英治 「三国志」
...行く先々の野路(のじ)や郷(さと)には...
吉川英治 「私本太平記」
...大部隊が行く先々で...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏の兵力は行く先々においてある...
吉川英治 「私本太平記」
...漂泊(ひょうはく)の行く先々にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...幕吏の手は行く先々に伸び...
吉川英治 「旗岡巡査」
...板新道へ出る、金春(こんぱる)をつながって歩く、行く先々で、飲みだした...
吉川英治 「松のや露八」
...行く先々でのうわさだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何日には何處に出るといふ風の豫定を作つておいて貰ふか毎日行く先々から電報でも打つて貰はぬことにはまさかの時に誠に困るといふのである...
若山牧水 「樹木とその葉」
...孔子の行く先々の宿が丹念に記されているのを見るであろう...
和辻哲郎 「孔子」
...しかしそれは行く先々の王侯や仏徒の好意によって続け得た旅行なのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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