...旧来の特権的分業は民衆間の分業となつた...
石川三四郎 「社会的分業論」
...田舎女(むすめ)を若い衆がのぞくようなことをせられては困ります」侍女はそう言うかと思うと轍(わだち)の土を掬(すく)うてふりかけた...
田中貢太郎 「瞳人語」
...それはプロレタリア階級に組織された又はされるべき民衆を意味すべきものである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...寧ろ之を民衆のより大衆的な結合に使う方が...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...ある真面目(まじめ)な人々は公衆の衛生を目的とした戦いを――まだごく微弱なものではあったが――企てていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...字義の正しさより云えば、大衆とは、僧侶を指した言葉であるが、震災前に、加藤一夫らによって、しばしば民衆芸術、即ち、現在のプロレタリア芸術論の前身が、叫ばれていた事があり、それと混同を避ける為に、熟語である「民衆」よりも、新しく、「大衆」という文字を使用したのであって、民衆も大衆も、多衆の意味であることに、何等相違はない訳である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...観客である大衆の歴史的意欲である...
中井正一 「美学入門」
...見物の衆にまじっていた虎吉(とらきち)少年や野州の熊五郎(くまごろう)が...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...後棒の若い衆は思わず跳ね飛ばされて尻餅をつくと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其邊で當つて見な」「へエ――」八五郎は一とわたりお立會の衆を眺めましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この「詩と民衆」との関係を次に述べよう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その頃の一般大衆にも読ませてくれた恩人だった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...田舎の素人衆を相手に...
火野葦平 「花と龍」
...古代相承していわく、これ大天(ヒンズー教のシワ大神)の部属で、性三宝を愛し、五衆を護持し、損耗なからしむ...
南方熊楠 「十二支考」
...どこの往来も娘や若衆の追羽子(おいばね)...
山本笑月 「明治世相百話」
...騎馬の警官がその乱れる群衆の外廓に従って...
横光利一 「上海」
...月もぼやけて来たし」「ままこの先の洲(す)では、川の衆でも、よく舟底をのし上げます...
吉川英治 「私本太平記」
...衆目はそう取らず...
吉川英治 「私本太平記」
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