...世尊(せそん)の御出世(ごしゅっせい)は我々衆生(しゅじょう)に...
芥川龍之介 「俊寛」
...――「越中の衆が一人いただ」という...
石川欣一 「可愛い山」
...度を失った群衆のようであります」「ウン...
海野十三 「空襲警報」
... 370トロイア軍に應援の衆靈よりも重からず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...民主主義的なこの多衆概念の自己矛盾は...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...そして公衆の如き愚劣な野心と見得とを持たない...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...衆愚を欺くような大言壮語を放って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...五この邊の寮にはよく見かけた潮入の池、細長く相當の深さを持つた一種の堀割は、水門一つで隅田川の水面に繋(つな)がつて居り、此處に小舟など用意するのが、贅澤な町人衆の、たしなみの一つでもあつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...博士の珍妙な様子を見ると群衆は一斉にドッと笑い出したが...
久生十蘭 「魔都」
...衆議まちまち、なかなか決まらない...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...これがなるほど民衆図書館なのですね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...上出)衆を率い海に臨み...
南方熊楠 「十二支考」
...自分に分って貰おうと思う誠意と話したいことがあり、聴衆を信ずれば、人前で話すことも恐くはない...
宮本百合子 「打あけ話」
...政治家は右に説くような非合理性を多分に持った大衆を指導し...
矢部貞治 「政治学入門」
...余韻などいう芸術的の要素は新作新作と大衆に迎合して行く他の芸術と比較されぬくらい深く...
夢野久作 「能とは何か」
...春日山城にあるほかの衆にもいただかせたく存じます...
吉川英治 「上杉謙信」
...そうして「今生(こんじょう)の命は一切衆生(しゅじょう)に施す」という...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...衆生も仏もともに「悉有」の一部分に過ぎない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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