「蠱」の意味
毒虫や毒薬
「蠱」の例文(場面別)
- 医療・健康その薬は蠱毒の症状を緩和するために使われます。
- 文学・物語彼の小説では、蠱を使った呪いが重要なテーマとなっています。
- 歴史・文化古代中国では、蠱を使った儀式が行われていたと伝えられています。
小説での「蠱」の使い方
...不可解な蠱惑(こわく)の犠牲であつたと云ふ事を理解して貰ふ為めに云ふのである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...幾枚も皮をかぶった古藤の心のどん底に隠れている欲念を葉子の蠱惑力(チャーム)で掘り起こして見たくってたまらなくなった...
有島武郎 「或る女」
...俺はどれほど蠱惑的(こわくてき)でもそんなところにまごついてはいられない...
有島武郎 「星座」
...虫よけの蠱(まじな)ひが致してございますから...
薄田泣菫 「茶話」
...私にとっては一層蠱惑(こわく)となり...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...蠱惑(こわく)に充(み)ちて来るようになり...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...かつては美しく蠱惑(こわく)にみちて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...其処から怪しい蠱惑(まどわし)の不安が手を伸した...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...彼女の顔貌(がんぼう)の謎(なぞ)と頭脳生活の強烈さとに蠱惑(こわく)されていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それに蠱惑(こわく)されていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三種宛を含むものに履・蠱・觀・(これは見方によつては五種ともなる)賁・剥・蹇・歸妹・豐などの卦がある...
内藤湖南 「易疑」
...蠱惑的(こわくてき)な若さを持ったお絹の面と...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし夢中ではあんなに蠱惑的に見えた物語の筋も...
堀辰雄 「鳥料理」
...「この上なく魅力に富んだ蠱惑的な作でございますな...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...不思議な恋の蠱(ま)じの環を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...美(うつく)しい蠱惑(こわく)に充(み)ちて押(お)し寄(よ)せることだらう!外(そ)れるな...
水野仙子 「悔」
...黴毒が頭に来ているせいじゃないか知らんと思ったくらい蠱惑(こわく)的な姿であった...
夢野久作 「冥土行進曲」
...悩ましい蠱惑(こわく)の微笑(はほえみ)をこの花は朝(あした)に夕べに...
吉川英治 「親鸞」
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