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芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...ふと声を出して笑ひてみぬ――蝿(はひ)の両手を揉(も)むが可笑(をか)しさに...
石川啄木 「悲しき玩具」
...(まど)の外にいつも青蝿のジイジイという悠長な叫びを聞くが...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...これ蝿も蚊も有するものなればなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...蝿はぱっと飛び立ちぶんぶんなきながら...
梅崎春生 「日の果て」
...生きているうちから蝿はたかるのか...
梅崎春生 「日の果て」
...松笠風鈴を聴きつつ・風鈴鳴ればはるかなるかな抱壺のすがた・やもりが障子に暮れると恋の場面をゑがく・たたへた水のをり/\は魚がはねて・柿の若葉に雲のない昼月を添へて・うたうとするその手へとまらうとする蝿で(雑)六月十一日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...・蛙なく窓からは英語を習ふ声・最後の一匹として殺される蝿として殺した藪蚊の...
種田山頭火 「其中日記」
...そして蝿のはかなさ...
種田山頭火 「其中日記」
...人々は蝿の群でもあるかのように...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...五月蝿(うるさ)い追求を避けるためであったと思う...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...『琥珀の中の蝿』がホン物のしるしだと思っているものもあるようだけれどもしかし贋物(にせもの)の琥珀の中には贋物の蝿を入れとくくらいのことは...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...蝿とか烏なら、死体にたかることもありましょうが、まさか、沢蟹が……...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...金色の蝿が飛んでいる...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...夏の小川の上の蝿(はえ)のように...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...執拗(しゅう)ねく問わるることの蒼蝿(うるさ)くて...
福田英子 「妾の半生涯」
...その茎に粘液を出し蝿がとまると脱さぬ...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...蝿が荒筵の条目(すじめ)を斜めに匐っているばかりだ...
横光利一 「夜の靴」
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