...山の陰の藪(やぶ)の中へ...
芥川龍之介 「藪の中」
...一つには夏の戸外にはとても藪蚊(やぶか)が沢山いることを忘れていたせいもあった...
海野十三 「地球盗難」
...私は強引にも「藪の中」と取組んだ黒澤氏の勇氣に一應は敬服してゐる...
小穴隆一 「二つの繪」
...その藪(やぶ)から時鳥が駒形の方へ飛んで来て上野の森の方へ雲をば横過(よこぎ)って啼(な)いて行ったもの……句の解釈は別段だけれども...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...藪の中には、雀は千も萬もゐる...
太宰治 「お伽草紙」
...濫作一聯如件・みほとけに供へる花のしつとりと露・朝風のうららかな木の葉が落ちる仏間いつぱいに朝日を入れてかしこまりました・山へのぼれば山すみれ藪をあるけば藪柑子・山ふところはほの白い花が咲いて・によきによきぜんまいのひあたりよろし・山かげ...
種田山頭火 「其中日記」
...鴉と子供人を葬るところ梅の花・墓場へみちびくみちの落葉鳴らしゆく落ちてそのまゝ芽生えた枇杷に枇杷・ぼんやりをればのぞいては啼くはひたたき・さびしさのはてのみちは藪椿・風に木の葉のさわがしいさうろうとしてゆく・夜ふけの餅のうまさがこんがりふくれ・枯れたすゝきに日が照る誰かこないかな黎々火君に秋田蕗二句蕗の芽もあんたのこゝろ・あんたのこゝろがひろがつて蕗の葉二月十七日あたゝかい...
種田山頭火 「其中日記」
...藪垣(やぶがき)の脇(わき)を通ったりして...
近松秋江 「狂乱」
...山科(やましな)を過ぎて竹藪ばかりの里に入る...
寺田寅彦 「東上記」
...竹藪の横の広い池のすぐ側に...
豊島与志雄 「楠の話」
...この情緒は藪(やぶ)を後(うし)ろにすっくりと立った女の上に...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...皆はぞろぞろ藪の奥へ匐つて行く...
原民喜 「夏の花」
...「藪から棒でおそれ入りますが...
久生十蘭 「魔都」
...この簾を透(すか)して隣の羯翁(かつおう)のうちの竹藪がそよいで居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...寺の藪へ七月竹を切りに行つた...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...また事実、この両方の部落で調べて見ますと、藪原の方では六、七月頃の梅雨時が一番よい品物ができるといわれているのに、平沢の方ではその梅雨時と九月の雨期とが一番仕事がしにくいと申しております...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...」それでもわたしは藪の中の小径から廻つて見ることにした...
室生犀星 「名園の落水」
...藪原(やぶはら)の宿場の方へ駈けて行くので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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