例文・使い方一覧でみる「薄寒い」の意味
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徳田秋声 「足迹」
...それは薄寒い晩秋の或日でした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...薄寒い縁にしゃがんで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄寒い墓地に居たのは仔細がなければなりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄寒い二月の夜、月が町家（ちょうか）の屋根の上から出かかって、四方（あたり）は金粉（きんぷん）を撒（ま）いたような光が薫（くん）じます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これも薄寒いのと淋しいので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラッ八の八五郎は薄寒い心持でそれを眺めております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄寒い後（のち）の月を眺めながら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薄寒い日射しが障子に這ひ上がつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薄寒い冬の日です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薄寒い日などは客の追い出しが早く...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...薄寒い日が續いた揚句...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薄寒い風が吹いてをりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そんな薄寒いような日...
堀辰雄 「菜穂子」
...薄寒い秋の日暮れ...
正岡容 「小説 圓朝」
...最う秋の末で薄寒い頃に袷に襦袢で震へて居るのに...
正岡子規 「墓」
...それは薄氷を踏むような薄寒い思いに似た...
横光利一 「旅愁」
...春の末（すゑ）の薄寒い日の夕暮に日本の北の港を露西亜船（ろしやぶね）に乗つて離れた影の寂しい女を幻（まぼろし）に見て居た...
與謝野晶子 「帰つてから」
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