...熔岩塊に手を觸るれば著く熱を感ず...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...其一方に燃え著くを...
高木敏雄 「比較神話学」
...「お慈悲深いお天道(てんとう)さま! 十八年間も生埋(いきう)めにされているなんて!」第四章 準備駅逓馬車が午前中に無事にドーヴァーへ著くと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...あの方(かた)のお心が落著くまで...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...一つの完成したスタイルから出て新しいスタイルに落著くまでの...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...自ら著く進歩しつつあるが如く感じたる時...
正岡子規 「俳諧大要」
...坐敷の寐床に著く...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...甲板に上り著くと同時に痰(たん)が出たから船端の水の流れて居る処へ何心なく吐くと痰ではなかった...
正岡子規 「病」
...予の「魚に著くる藻」を見よ)...
南方熊楠 「十二支考」
...金網の裏面より落ち著く砂上まで四〇―五〇ミリメートル...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしの筆を著くることを難んずるのは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...己旅宿(おのがりよしゆく)夷川通(えびすがはどほり)堀川東へ入る町玉屋伊兵衛持家へ著く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...美しい平野に行く著くまで帰れ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...パリを出発するときチロルへ著く日と宿とを報らせておいたから...
横光利一 「旅愁」
...白塔は駅に著く一里前から既に平野の上に望まれたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...汽車の著く南駅は南城の北一哩強の地に孤立してゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...駅に著く度に下りて散歩する美しい欧洲人の男女...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...目を著くる所独早くして時運は未だ到らず...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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