...西方鹿兒島市附近は十七日に著く降灰ありしのみにて甚だ少く...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...一日に一度著くこともある...
高濱虚子 「俳諧師」
...けれども汽車が東京駅に近づくに従って、その汽車に或は後(おく)れ或は先立ち、併行して突進んでいる幾多の電車が、悉(ことごと)く溢れるような人を満載していて、それ等の人は、東京駅に著くと、一時に川を決したように流れ出る容子(ようす)を見ては、たのもしい心を起さずには置くまい...
高浜虚子 「丸の内」
......
武田祐吉 「古事記」
...之れに触れざる作家なかるべき所以(ゆゑん)は普遍といふ語にも著くまた上文既に論じたる所にも著し)とは果して如何なるものなるかと...
綱島梁川 「国民性と文学」
...それに行き著く一か八かの方途さへ...
中原中也 「山羊の歌」
...強エ匂ひをしてらアな!やんがて俺等は村に著く...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...一つの完成したスタイルから出て新しいスタイルに落著くまでの...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...逐い著く能わず〉...
南方熊楠 「十二支考」
...漸く一行が壻の門に著くと...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...朝東京へ著くと、早速夕べの人を探したがどうしてもめぐり会うことができなかった...
宮城道雄 「雨夜の駅」
...あれは航海者がこゝろざす港に著くと...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...二週間毎にマルセーユへ著く郵船の船と...
横光利一 「旅愁」
...自分も著くべき所へ達した疲れのためかと...
横光利一 「旅愁」
...著く前に加藤さんから注意されて...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...奉天に著く公主嶺から以南は遼河平原と称せられ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...目を著くる所独早くして時運は未だ到らず...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...其処に著くと松並木の蔭におおらかに湾曲した大きな浜があって...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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