...秋の訪れとともに、落葉松の葉が黄金色に輝く...
...家の庭に落葉松を植えたいと思っている...
...山に登ると、たくさんの落葉松が見られる...
...落葉松の葉っぱを拾って、押し花にしてみた...
...落葉松は四季を通して美しい姿を見せてくれる...
...また落葉松(からまつ)の幹の表皮からあすこここにのぞき出している針葉の一本をも見のがさずに...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...大きな落葉松(からまつ)の林に...
石川欣一 「可愛い山」
...ななかまどの紅に、落葉松の黄金...
石川欣一 「可愛い山」
...落葉松の幹の間に眺めやるのも悪くはない...
石川欣一 「可愛い山」
...山の落葉松が薄く緑にかすんで...
今井邦子 「雪解水」
...――「江山(こうざん)洵美(じゅんび)是(これ)吾郷(わがきょう)」〔大槻盤渓(おおつきばんけい)〕と、身世(しんせい)誰か吾郷の洵美を謂はざる者ある、青ヶ島や、南洋浩渺(こうびょう)の間なる一頃の噴火島、爆然轟裂、火光煽々、天日を焼き、石を降らし、灰を散じ、島中の人畜殆ど斃れ尽く、僅に十数人の船を艤して災を八丈島に逃れたるのみ、而も此の十数人竟に其の噴火島たる古郷を遺却せず、火の熄むを待つこと十三年、乃ち八丈を出て欣々乎として其の多災なる古郷に帰りき、占守(シュムシル)や、窮北不毛の絶島(千島の内)、層氷累雪の処のみ、後、開拓使有使の其の土人を南方色丹(シコタン)島に遷徒せしむや、色丹の地、棋楠(オンコ)樹青蒼、落葉松濃かに、黒狐、三毛狐其蔭に躍り、流水涓々(けんけん)として処々に駛(はし)り、玉蜀黍穫べく馬鈴薯植うべく、田園を開拓するものは賞与の典あり、而も遷徒の土人、新楽土を喜ばずして、帰心督促、三々五々時に其の窮北不毛の故島に返り去る、(後略)――『日本風景論』は明治二十七年十月二十九日に初版が発売され、私の持っている十一版は明治三十三年八月六日発行であるから、約六年の間に十一版を重ねている...
宇野浩二 「それからそれ」
...――浅間をまへに落葉松林に寝ころんで高い空を観てゐると...
種田山頭火 「旅日記」
...落葉松は黄葉して...
田山花袋 「歸國」
...心地よい凉風のまに/\頭の上に散りかゝる落葉松の葉をはらひもせず佐藤先生の熱烈な説教を心をこめて聞いてゐました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...白樺や落葉松の植込みがあり...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...その辺一帯に落葉松の林が拡がっている...
豊島与志雄 「憑きもの」
...落葉松林(からまつばやし)を思つてた...
新美南吉 「熊」
...落葉松(からまつ)の林の中は固い雪でとじられているのに...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...その水車場近くの落葉松を背にした一つのヴィラだった...
堀辰雄 「美しい村」
...それ等の落葉松の細かい葉に溜(たま)っていた雨滴が絶えず屋根の上に落ちる音だったのだ...
堀辰雄 「美しい村」
...そこには落葉松が繁茂してゐて涼しい緑蔭をつくつてゐた...
堀辰雄 「恢復期」
...八ヶ岳の裾野は裏表とも多く落葉松(からまつ)の林や...
若山牧水 「樹木とその葉」
...よく見ると落葉松の松毬であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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