...楓葉荻花瑟瑟(ふうようてきかしつしつ)の秋に...
芥川龍之介 「上海游記」
...楓葉荻花秋瑟瑟(ふうようてきかあきしつしつ)などと云う...
芥川龍之介 「長江游記」
...楓葉荻花秋瑟々(ふうようてきかあきしつしつ)と酔いの発するままにこえを挙げて吟じた...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...楓葉荻花(ふうようてきか)秋は瑟々(しつしつ)たる刀禰河(とねがわ)あたりの渡船(わたしぶね)で摺れちがう処などは...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...荻花楓葉月明新...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...揚子江(ようすこう)の“三覇(さんぱ)”一荘(そう)に会すること潯陽江頭(じんようこうとう)夜(よる)客を送る楓葉(ふうよう)荻花(てきか)秋(あき)索々(さくさく)――これは白楽天(はくらくてん)の詩「琵琶行(びわこう)」のはじめの句だが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...潯陽江頭(じんようこうとう)夜(よる)客を送れば楓葉(ふうよう)荻花(てきか)秋(あき)索々(さくさく)たり主人は馬より下り 客は船にあり酒をあげて飲まんとするに管絃(かんげん)なし酔うて歓(かん)をなさず惨(さん)として将(まさ)に別れんとす別るるとき茫々(ぼうぼう)江(こう)は月を浸(ひた)せり忽ち聞く水上琵琶の声「……ああ」宋江は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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