...家での荷厄介な物を整理する時間が欲しい...
...彼は荷厄介な物を持っていたので、手伝った...
...荷厄介な手続きは、代わりにあなたがやるといいですよ...
...あの女性はいつも荷厄介なことばかり言う...
...転勤で荷物が増えて、かなり荷厄介な状態になってしまった...
...大抵の男が憎悪侮蔑するやうな荷厄介なものになる...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...偶々(たま/\)荷厄介(にやつかい)にして箪笥(たんす)に蔵(しま)へば縦令(たと)へば虫(むし)に喰(く)はるゝとも喰(く)ふ種(たね)には少(すこ)しもならず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...せんべいのふくろを荷厄介(にやっかい)にしながら電車道の方へ歩いた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...どうも私のやうなものは子供なんか全く荷厄介だ...
鈴木三重吉 「桑の実」
...非常に荷厄介らしい顔で食堂じゅうを見わたしている...
谷譲次 「踊る地平線」
...たった一時間前まではあれほど彼女を荷厄介にし...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...その時はまるで荷厄介のように思って...
徳田秋声 「あらくれ」
...却って荷厄介さ...
豊島与志雄 「自由人」
...前と後(うし)ろの間違だけであの声の出る所へ行く事が出来なかったのです」寒月はにやにや笑いながら例のごとく羽織の紐(ひも)を荷厄介(にやっかい)にしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それに不相応なつまらない格式とを荷厄介にして居る青年の一人ですが...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...女を荷厄介(にやくかい)に考へてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...荷厄介で弱っておりますよ」「上野へおやりになったら?」「上野へやろうと思いましたら...
久生十蘭 「蝶の絵」
...幅の狭(せば)い帯を締めて姉様(あねさま)を荷厄介(やっかい)にしていたなれど...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その滞在を荷厄介にしてゐた...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...すでに荷厄介(にやっかい)になっていて...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...誰でもこれを荷厄介(にやっかい)にして...
柳田國男 「地名の研究」
...人人にとって私は非常な荷厄介な人物だ...
横光利一 「夜の靴」
...途中や戦場での荷厄介(にやっかい)が予想されるし...
吉川英治 「新書太閤記」
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