...初茸、シメジ、獅子茸の類は初秋のものに属し、椎茸は仲秋(椎茸は総じて秋季に生ずるものにめざましいものは少く、却って春季に生ずるものを尊ぶ)に生じ、松茸、猪の鼻、舞茸、玉茸の類は仲秋から晩秋にかけて多いようである...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...松茸一本焼いて麦飯三杯...
種田山頭火 「其中日記」
...嶮(けわ)しい屋根や海緑色の石盤瓦茸小塔(せきばんかわらぶきことう)の聳(そび)え具合が仏蘭西(フランス)蘇格蘭(スコットランド)折衷式(せっちゅうしき)の城(シャトー)の様式なので...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...林の中一面に松茸(まつたけ)や初茸(はつたけ)やしめじや……金茸(きんたけ)銀茸(ぎんたけ)などが...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...茨にかき裂かれなどして茸など取ることは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...温かい酒と松茸(まつたけ)を蒸しているのではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...生來此時程松茸を食つたことはない...
長塚節 「痍のあと」
...香り高い茸がゾクゾクと出て居るので段々彼方(あっ)ちへ彼方へと行くと小川に松の木の橋がかかって居た...
宮本百合子 「悲しめる心」
...これあるかな松茸飯に豆腐汁...
宮本百合子 「金色の秋の暮」
...第二十三 松茸飯秋には松茸飯という美味(おいし)い御馳走も出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...それには茎(じく)の堅い肉の厚い上等の松茸を使わなければなりませんがその松茸を短冊に切って殺虫のために一旦塩水へ漬けておきます...
村井弦斎 「食道楽」
...それから人参(にんじん)を糸切りにして糸蒟蒻(いとごんにゃく)と前の牛蒡と三品を一旦湯煮(ゆで)ておいてそれへ椎茸を加えて鰹節(かつぶし)の煮汁(だし)と味淋と醤油とで美味(おい)しく煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...母と弟二人と茸狩(きのこがり)に行ったことがある...
柳田国男 「山の人生」
...皆は本当に毒茸のいう通り毒があるがよいか...
夢野久作 「きのこ会議」
...これも毒茸」ぽんぽん選(え)り捨ててしまって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...赤茸のような鮮やかな赤色でもかつて美しさを印象したことはない...
和辻哲郎 「茸狩り」
...では何が茸の価値とその区別とを子供に知らしめたのであろうか...
和辻哲郎 「茸狩り」
...白茸は豊かであり...
和辻哲郎 「茸狩り」
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