...ちゃりちゃらんと茶わんが鳴る...
梅崎春生 「風宴」
...それを茶わんで、じかにしゃくって、こんぶのつくだにをおかずに、「ああ、うまい、うまい」と六ぱいもたべて満腹した...
海野十三 「金属人間」
...机の上にからになった菓子ざらとコーヒーの茶わんがのっていたではありませんか...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...茶わんから上がる湯げをよく見ると...
寺田寅彦 「茶わんの湯」
...また昔レーリー卿(きょう)が紅茶茶わんをガラス板の上ですべらせてみて...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...すっかり茶わんに心をうばわれ...
新美南吉 「屁」
...お酒を茶わんに一ぱい飲ませてくれた家もあつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...飯茶わん 弐拾銭...
林芙美子 「新版 放浪記」
...その手にもった茶わんには...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...コーヒー茶わんに手をかけたとたん...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...お茶わんすこし洗ったってフーというほどだったのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして、茶わんの外へは、黒繪具で「旅情童心」と書いた...
吉川英治 「折々の記」
...茶わん屋の妻へいんぎんに挨拶をして...
吉川英治 「新書太閤記」
...茶わん屋の家を囲む土塀の門にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...その茶わん屋にわしが丁稚奉公(でっちぼうこう)していたあいだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...主君の信長などのすることは度々見ているので、茶わんを持って、茶わんに礼をすることだけは知っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...また茶わんを持って...
吉川英治 「新書太閤記」
...稲妻や白き茶わんに白き飯「この句は...
吉川英治 「随筆 新平家」
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