...あみの塩からをぺろぺろとお茶の子で...
泉鏡花 「海異記」
...お茶の子さいさいである...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...彼をハムステッド公園に引っ張り出すぐらいお茶の子サイサイだ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...一茶の子孫連中が...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうでもいいようなものですけれど……一茶の子孫の家ですか...
中里介山 「大菩薩峠」
...家捜(やさが)しぐらいはお茶の子さいさいで」「そんな事をしてみろ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お茶の子サイサイなのよ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...お茶の子さいさいとも思わない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...遅い朝飯このお茶の子ばかりは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...御茶の子の材料は区々(まちまち)である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...すなわち御茶の子は朝飯前の食事であったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「それじゃあかつ子を女子大までやらせるぐらいお茶の子ですね」「ばか云わないでよ京さん」とかなえは打つまねをした...
山本周五郎 「季節のない街」
...「――十二人に四人ならお茶の子ですな」太田嘉助がほくほくした...
山本周五郎 「風流太平記」
...……ドウダイ……事実とピッタリ一致するじゃないか」「相変らず素早いんだね君は……」「これ位はお茶の子さ...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...浅井が城は小さいな、小さい城やああ、よい茶の子ささ、朝茶(あさちゃ)の子そう遠くはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...浅井が城を茶の子と仰っしゃる赤飯茶(せきはんちゃ)の子強茶(こわちゃ)の子と...
吉川英治 「新書太閤記」
...まちがえばちょいと抓(つま)んで抛(ほう)り出すなどお茶の子だといわれているこのおばさんにしてさえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お茶の子さいさい手にはいるぜ」と...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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