...其(そ)れ故(ゆゑ)に直(たゞち)に茲(こゝ)に不景氣(ふけいき)が來(く)るのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...茲(ここ)にまた第三刷を発行するに至つたのは校訂子の欣喜に堪へないところである...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...元気濛鴻、萠芽茲始、遂分二天地一、肇立二乾坤一、啓レ陰感レ陽、分二布元気一、乃孕二中和一、是為レ人也、首生二盤古一、垂レ死化レ身、気成二風雲一、声為二雷霆一、左眼為レ日、右眼為レ月、四肢五体為二四極五獄一、血液為二江河一、筋脈為二地里一、肌肉為二田土一、髪髭為二星辰一、皮毛為二草木一、歯骨為二金石一、精髄為二珠玉一、汗流為二雨沢一、身之諸虫、因二風所一レ感、化為二黎※一、盤古氏、天地万物之祖也、然則生物始二於盤古一、昔盤古氏之死也、頭為二四岳一、目為二日月一、脂、膏為二江海一、毛髪為二草木一、秦漢、間俗説、盤古氏頭為二東岳一、腹為二中岳一、左臀為二南岳一、右臀為二北岳一、足為二西岳一、先儒説、泣為二江河一、気為レ風、声為レ雷、目睫為レ電、古説、喜為レ晴、怒為レ陰、呉楚間説、盤古氏夫妻、陰陽之始也、今南海有二盤古氏墓一、亘二三百里一俗云、後人追二葬盤古一之魂也、天地混沌如二鶏子一、盤古生一レ其中一、万八千歳、天地開闢、陽清為レ天、陰濁為レ地、盤古在二其中一、一日九変、神二於天一、聖於地一、天日高一丈、地日厚一丈、盤古日長一丈、丈如レ此万八千歳、天数極高、地数極深、盤古極長、後乃有二三皇一、数起二於一一、立二成於三一、成二於五一盛二於八一、処二於九一、故天去レ地九万里、三つの源泉の中、はじめの二個は、大躰に於て、全く一致し、其形式に於て、全く同一にして、之を「屍躰化生」の説話、或は尚精密に、「巨人屍躰化生説話」と名づく可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...茲に洪水説話の研究に際して...
高木敏雄 「比較神話学」
...茲に少しく之に就て...
高木敏雄 「比較神話学」
...唯茲に挙げたる二つの例あるのみ...
高木敏雄 「比較神話学」
...然しながら茲で更に今一つ考へなくてはならぬことは夷三郎神が海に關係があつたやうに八幡神も矢張り海に關係があると云ふ點である...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...茲に二人の結婚が成立たずとも限らなかつた(he might have married her)が...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...空間概念の性格は判断でもなく妥当でもなく況して構成的概念でもないことは茲に於て明らかとなった*...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...茲に自然弁証法の第三形態の重要な変容形態があるのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...――今日の所謂「文芸統制」の淵源は実に茲に存するのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...そして茲で注意すべきは...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...此の問題を茲に提供したのであります...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...だが茲(ここ)に到つて自体考へなぞといふものが...
中原中也 「亡弟」
...新聞紙法の掲載禁止命令は茲に威力を発揮して...
平出修 「逆徒」
...ソレよりかお前はヒョイと茲(ここ)に心を変えてこの露西亜(ロシア)に止(と)まらないかと云うから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...茲に一の不思議なるお話があるのである...
松本文三郎 「印度の聖人」
...木村隼人佑重茲(はやとのすけしげのり)など...
吉川英治 「新書太閤記」
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