...正午我々はトモコマイ〔苫小牧〕と呼ぶ所で海を見た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...苫をふいて伏せたのは...
泉鏡花 「悪獣篇」
...苫(とま)からいずれも面(おもて)を離し...
泉鏡花 「悪獣篇」
...苫葺(ふ)いたり...
泉鏡花 「悪獣篇」
...乗せてってくださいまし」ふくらみのある女の声がするので許宣は苫の隙から陸のほうを見た...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...その前に博徒磯目の鎌吉、苫屋の半太郎、大野木の百助が襷鉢巻で長脇差を抜いて立っている...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...(三蔵の家の戸を叩く)苫屋 (鼻をつまみ作り声をして)今晩は...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...苫屋の外は悉く泥田へ投込み蹴込む)この野郎(苫屋を押えつけ)親仁さん...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...小舟は程なく彼女たちを苫の下にかくして...
吉川英治 「大岡越前」
...隣の苫舟の暗い灯までを少しゆるがせ...
吉川英治 「私本太平記」
...数百箭(せん)の矢かぜが、一せいに、苫へむかって、放たれた...
吉川英治 「平の将門」
...苫の下には、何とも、名状しがたい人間の悲鳴が起った...
吉川英治 「平の将門」
...苫(とま)の隙間から...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ひそかにこの過書舟の苫(とま)をかぶって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...苫数(とますう)八十四枚...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分たち父娘(おやこ)の苫(とま)の下へも...
吉川英治 「旗岡巡査」
...橋杭(はしぐい)のそばの苫舟(とまぶね)へ駈け寄っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...苫(とま)をかけて帆あげた舟は快い速度で廣い浦...
若山牧水 「水郷めぐり」
便利!手書き漢字入力検索