...彼女は苦労性で、仕事も家事も一生懸命やっている...
...あの人は苦労性で、小さなことでも気になってしょっちゅう不安そうだ...
...私は苦労性だから、失敗することを恐れすぎて新しいことに挑戦できない...
...あの人は苦労性だから、いつも過剰に働いてしまうんだよ...
...彼は苦労性で、いつも自分で何でもやらなければ気が済まないみたいだ...
...……ほゝゝゝあなたの苦労性ったらない」木村は取りつく島を見失って...
有島武郎 「或る女」
...今のように苦労性でなかったよ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...予審判事さんの苦労性をね...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...母親ゆづりの苦労性である...
太宰治 「津軽」
...そういう風におしずはとかく粋(すい)をきかせて先ばしりをするくせがあるのでござりまして元来が苦労性なのでござりましょうか若い時分から取りもちの上手な老妓(ろうぎ)のようなところがあったのでござりますが考えてみればお遊さんに身も心もささげるために生れて来たような女でござりましてわたしは姉さんの世話をやかせてもらうのがこの世の中でいちばんたのしい...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...苦労性の私は心配しないではゐられない...
種田山頭火 「其中日記」
...私はこれで苦労性ですよ...
徳田秋声 「足迹」
...しかし君の苦労性な弱気さにぼくは腹がたってくる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...苦労性の妻君が余りに赤ン坊の泣き声が変なので庭を横切つて来てそこから覗いてゐる所だつた...
中原中也 「医者と赤ン坊」
...太つたくせに顔の陰が尖るつて質(タチ)の女は一度ツンとすると其の後はもう理由(ワケ)もなしにツンとし通すものだから……」「こいつ大した苦労性だな...
中原中也 「分らないもの」
...そこで苦労性の客なら...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...して見ると詩人は常の人よりも苦労性で...
夏目漱石 「草枕」
...親分」「俺は苦労性さ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...以前から父想(ちゝおも)ひの苦労性であつたので...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...私は世俗的な意味で苦労性ではないのだけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは苦労性の人の態度である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おめえは苦労性だな」これなら寄場のほうがよかった...
山本周五郎 「さぶ」
...苦労性というものだろうか」まだ...
吉川英治 「大岡越前」
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