...余ならぬものの――普遍的自我若しくは他の現實的自我の意志を自己の意志とすることである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...若(も)し女が充分自由に成長して国家若しくは教会の裁可なしに性の秘密を学ぶなら...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...若しくは聡明らしく見せた彼女の主張は...
伊藤野枝 「惑ひ」
...世上一般の人は吾妻川若しくは利根の本流にして...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...宗教学的立脚地若しくは人類学的立脚地と云うが如き...
高木敏雄 「比較神話学」
...認識的若しくは理論的志...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...伯は善く貴族と平民との思想を聯結せり、官吏と代議士との感情を聯結せり、軍人と文學者との意見を聯結せり、銀行家も、工業家も、地主も、小作人も、若しくは相場師、貿易家、鐵道屋、海運業者も、皆伯の不思議なる概括力に依て聯結せられ、毫も伯の性格に於て相扞格すべき障害あるを見ざりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...又その晩出の書は多く務めて古語若しくは方言の如き通用語ならざるものを含んでゐて...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...それは漢書の藝文志若しくは隋書の經籍志などに...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...古代に於て國土の開闢者として詩經若しくは書經の中に先づ出て來るのは夏の禹であります...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...春秋の末年に既に南方に於いて呉若しくは越の如き蠻夷が國を形造つた...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...若しくは以前の芸術以上のものを望む事を諦めようとしてゐる...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...若しくは現す事を嫌ひな人である...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...若しくはその借用者の...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...要するに大宅氏の批判は徹頭徹尾誤解若しくは曲解をもつて貫かれてゐるので...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...若しくは文學そのものに關する原理である...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...若しくは神以上のものもとなり...
松本文三郎 「印度の聖人」
...若しくは欠点なき人物となることを理想とする如き人物を...
矢内原忠雄 「読書と著書」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??