...花紅葉吉原八景(はなもみじよしわらはっけい)だの...
夏目漱石 「三四郎」
...うはべは花紅葉(もみじ)のうるはしげなることも二度三度見もてゆくに哀れに淋しき気(け)ぞ此(この)中(なか)にもこもり侍る...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...御褒美(ごはうび)に賜(たま)はる菓子(くわし)の花紅葉(はなもみぢ)...
樋口一葉 「曉月夜」
...花紅葉(はなもみぢ)うるはしく仕立(したて)し娘(むすめ)たちが春着(はるぎ)の小袖(こそで)...
一葉女史 「大つごもり」
...花紅葉うるはしく仕立し娘たちが春着の小袖...
樋口一葉 「大つごもり」
...花紅葉(はなもみぢ)うるはしく仕立し娘たちが春着の小袖...
樋口一葉 「大つごもり」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...松野雪三(まつのせつざう)即(すなは)ち斯(か)くいふ小生(おのれ)下戀(こひ)は一方(いつはう)に強(つよ)よく一方(いつはう)に弱(よ)はきものと聞(き)くは僞(いつ)はり何方(いづれ)すてられぬ花紅葉(はなもみぢ)の色(いろ)はなけれど松野(まつの)の心(こゝ)ろ根(ね)あはれなり...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...首尾よくは千載の後まで花紅葉ゆかしの女(ひと)に成りおほせ...
一葉 「暗夜」
...これははるかに広い月夜の海を前にして春秋の花紅葉(もみじ)の盛りに劣らないいろいろの木の若葉がそこここに盛り上がっていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...深い緑の松原の中に花紅葉(もみじ)が撒(ま)かれたように見えるのは袍(ほう)のいろいろであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...中宮はいろいろの秋の花紅葉を箱の蓋(ふた)に入れて紫夫人へお贈りになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なお花紅葉(もみじ)につけ好奇心の対象としてそこへも御消息はよこしておいでになるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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