...さる年の飢饉に、花山院の門跡は、どうせ死ぬものならと、経文を臼に搗き、糊にして食ろうて腹をふくらし、あら、うれしや、と笑うて死んだげな...
久生十蘭 「奥の海」
...花山院御札に書せ給へりと新拾遺集にあるをや」とあり...
南方熊楠 「女順禮」
...花山院家の雑色(ぞうしき)なれど...
吉川英治 「私本太平記」
...みかどならぬ花山院ノ大納言師賢であったことを...
吉川英治 「私本太平記」
...偽装の御座(みくら)に耐えていた花山院ノ師賢も...
吉川英治 「私本太平記」
...花山院ノ師賢など...
吉川英治 「私本太平記」
...公卿では花山院師賢(もろかた)...
吉川英治 「私本太平記」
...花山院亭へお移りになった...
吉川英治 「私本太平記」
...花山院の内裏(だいり)へうかがった...
吉川英治 「私本太平記」
...花山院の御警固は...
吉川英治 「私本太平記」
...もし花山院の御警固があのままだったら...
吉川英治 「私本太平記」
...徳大寺や花山院の諸卿をとび超えて...
吉川英治 「親鸞」
...花山院の若君がいらっしゃいます」「お...
吉川英治 「親鸞」
...思案はないのでございます」花山院の公達(きんだち)もいうし...
吉川英治 「親鸞」
...花山院の左大臣兼雅(かねまさ)とか...
吉川英治 「親鸞」
...花山院の兼雅(かねまさ)へ嫁いだ一女なども“――コノ御台所ハ御眉目モ美シウ情モ深クオハシケル上ニ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一女は花山院大納言(だいなごん)の正室に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いつものお連れというのは、おおかた徳大寺実久(さねひさ)、花山院忠長、大炊御門(おおいみかど)頼国、飛鳥井雅賢(あすかいまさかた)などというようなところの顔ぶれであろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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