...嵯峨(さが)やおむろの花ざかり...
泉鏡花 「薄紅梅」
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上村松園 「画筆に生きる五十年」
...―――四月某日嵯峨にて佳(よ)き人のよき衣つけて寄りつどふ都の嵯峨の花ざかりかな女学校時代に自分もひとしきり作歌に凝ったことのある幸子は...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どこも花ざかりである...
種田山頭火 「行乞記」
...・蕨がもう売られてゐる鳩も雀も燕までをりていたゞいてゐる夫婦仲よく鉄うつやとんかん(鍛冶屋)・春風のボールにうたれた(行乞途上)乞食となつて花ざかり世間師にもいろ/\ある...
種田山頭火 「行乞記」
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種田山頭火 「草木塔」
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種田山頭火 「草木塔」
...嵯峨(さが)やお室(むろ)の花ざかり...
永井荷風 「すみだ川」
...あの時の男女は惜しい花ざかりでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...線路の堤にいちめんの松葉ぼたんの花ざかり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...馬酔木(あしび)の花ざかりを見ようとおもつて...
堀辰雄 「辛夷の花」
...あちこちに立っている梨の木も花ざかりといった春さきなどは...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...馬酔木(あしび)の花ざかりを見ようとおもって...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...一本の花ざかりの緋桃(ひもも)の木のうえに...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...蕎麥の花ざかりのなかを...
堀辰雄 「爐邊」
...今宵も隈なき月夜の萩の花ざかり...
牧野信一 「心象風景」
...もう蕎麦の花ざかりは遅すぎる...
吉川英治 「上杉謙信」
...下は紅蓮(ぐれん)白蓮(びゃくれん)の花ざかりですよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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