...もう花ざかりをすぎていましたが...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...向(むかひ)の岸の野原には今一面の花ざかり...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...「花ざかり」「母子」の次に描いたもので...
上村松園 「軽女」
...九で嫁入りして花ざかりの二十歳ぐらいで母になり...
上村松園 「眉の記」
...花ざかりで人でいつぱいだ...
種田山頭火 「行乞記」
...・ききようかるかやことしの秋は寝床がある・日が暮れて夜が明けてそして乞ひはじめる(行乞)・風が吹きぬける風鈴と私・いちぢくにからまつたへちまの花で人を待つこれから露草の花ざかり・何もしないで濡タオルいちまいのすゞしさよ・死んだまねして蜘蛛はうごかない炎天・青葉がくれの...
種田山頭火 「行乞記」
...梅の花ざかり...
種田山頭火 「其中日記」
...昨日今日は萩の花ざかりだ...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...・とめられて泊つて海の音(帰城子居)・大きいのが小さいのが招き猫が春の夜役場のさくらのいそがしくもちるか水の上はまだ寒い火を焚いて朝早くそこら人声のして明けてくる春の波朝の海からどしどし運びこんでゐる・ほろりと最後の歯もぬけてうらゝか・水にうつりて散つてゐるのは山ざくら・山ふところの山さくら花ざかり・芽ぶいて山はあふれてさゞなみ・啼いて鴉の...
種田山頭火 「旅日記」
......
野口雨情 「枯草」
...ああ蹄の音もかつかつとして私はうつつにうつつを追ふきれいな婦人よ旅館の花ざかりなる軒にくるまで私をゆり起してくださるな...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...「野に出ておじゃれよ野には野菊の花ざかりよ……」調子づいてうたいまくっていると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...花ざかりの林檎の木の下などをぶらぶらしながら晩春の一日をなまけ暮らしてゐた...
堀辰雄 「姨捨記」
...蕎麦の花ざかりのなかを...
堀辰雄 「炉辺」
...もう蕎麦の花ざかりは遅すぎる...
吉川英治 「上杉謙信」
...今や桃の花ざかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...下は紅蓮(ぐれん)白蓮(びゃくれん)の花ざかりですよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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