...色濃いにきまっております...
上村松園 「虹と感興」
...大江山が敗色濃いのを見てとって...
海野十三 「人造人間事件」
...時代色濃い幽霊などが現れてよいものであろうか...
海野十三 「地球盗難」
...一段となめらかで色濃い水がたたえられているのを見つけることがしばしばある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...車夫(くるまや)が折ってくれた色濃い桔梗の一枝(ひとえだ)を鶴子は握(にぎ)って負(おぶ)られて行く...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...車夫が折つてくれた色濃い桔梗の一枝を鶴子は握つて負られて行く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...藍の色濃い山蔭を...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...さらに色濃いオマル的な懐疑の色調が加えられたかも知れない...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...白梅の花に似た早春の匂いが色濃い...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...人の目をひく色濃い夏の果(くだもの)は大方場退(ばひ)けになつて...
眞山青果 「茗荷畠」
...枝を張った緑の色濃いたくさんの大木を美しい対照に移し植えて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...色濃い嬌(なまめか)しさや...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...剣尖のように色濃い鋭さを描いて足もとに迫り...
横光利一 「旅愁」
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