...臆病だと哂(わら)う奴は...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...否、清子は自ら恥ぢてるのだ、其為に臆すのだ、と許り考へてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...と見ると山内は喰かけの麥煎餅の遣場に困つた樣に臆病らしくモヂ/\して...
石川啄木 「鳥影」
...飛んでもない臆測説を自分で書て世間を欺騙(ごまか)した腕前は中々凄いもんだといふ咄だ...
内田魯庵 「犬物語」
...臆してや見ゆらんと思はれければ『主上渡らせ給へば...
太宰治 「右大臣実朝」
...もっと臆病(おくびょう)だね...
太宰治 「新ハムレット」
...私は臆病(おくびょう)な人間が恐怖を怺(こら)えて深淵(しんえん)の底を覗き込むように...
谷崎潤一郎 「鍵」
...たんに臆測を楯にして人の申し出でを断る...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...僕は臆病で、血を流すのが嫌いである...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...臆するところのない沈勇の影を宿した面(かお)を向けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな臆面もない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臆病なほど大人しいから...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...と臆病そうにつけ加えた...
火野葦平 「糞尿譚」
...臆病風(おくびょうかぜ)にかかって...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...金井君は自分の下等な物に関係しないのを臆病のように云う同国人に...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...第二巻第二十七章「臆病は残酷の母」という章にも同じ語句...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼の経歴ばかりでなく、その画評や画歴についても、臆測のみで、一つも史的な確実さのあるものは見あたらない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...とても解決の臆測すらも浮ばなかった...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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