...この膏血をして罌粟の花根内に灌ぎ入らしめ...
芥川龍之介 「鴉片」
...また顔中方々に膏薬を貼ってあった...
海野十三 「太平洋魔城」
...山野夫人の部屋の押入れから出た石膏のかけらには...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...帰国後石膏に斑点(はんてん)が出たという通知があった...
高村光太郎 「自作肖像漫談」
...汗が膏のやうに感じられるほどだ...
種田山頭火 「行乞記」
...こめかみに貼(は)った頭痛膏(づつうこう)にかかるおくれ毛をなでつけながら...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...絆創膏(ばんそうこう)でガーゼや繃帯(ほうたい)を止める仕方は当時まだ見いだされていなかったので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...膏(あぶら)が乗ってとめどなく出て来た...
夏目漱石 「明暗」
...その石膏の女の顏が...
堀辰雄 「鼠」
...原稿を焼いたおわびに一ばん大切な石膏のうさぎ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...この膏(あぶら)がもっとよく沁みこんだら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...武者式鎮痛膏ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「おぞーに(雑煮)とおーあげ おあげのだんからおっこって あーかい***ーすりむいた こーやくだい(膏薬代)にくれせーま くれせーま」先生は机の前で躯(からだ)を固くしている...
山本周五郎 「青べか物語」
...やわらかく膏(あぶら)ぎった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...薬品店にあるだけの石膏を買い集めて型を取りまして東京に持ち帰り...
夢野久作 「少女地獄」
...庶民の汗や膏(あぶら)や...
吉川英治 「新・水滸伝」
...あの膏薬(こうやく)売りの浪人薛永(せつえい)もわしにめんじて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...斯うしたものに預けておくには自分の身體にはまだ/\少々膏(あぶら)が多過ぎる...
若山牧水 「樹木とその葉」
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