...腰ぬけのお鳥が便をする度に手を洗わないのを発見した...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...お前はあたしの娘では――腰ぬけの娘では不足なのかい?」と毒々しい口をきいたりした...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...腰ぬけのお鳥の嫉妬は勿論...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...腰ぬけのお鳥だけはその式にも出る訣に行かなかった...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...一日のうちに何回でも聾と唖と腰ぬけと盲目とになることが出来るのである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...己は去年の大患(おおわずら)いから腰ぬけになってしもうたのじゃ...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...腰ぬけ同様に床に就いてゐた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...それを、さげすむように聞いて、「腰ぬけどもが、洋上に軍艦があらわれたぐらいで、なんというとりみだし方だ」ケレンコは、仁王様のような顔つきで、はらだたしげにどなった...
海野十三 「太平洋魔城」
...腰ぬけとおさげすみになっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...腰ぬけの活地(いくぢ)なしめ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...腹立ちまぎれにドジだの腰ぬけだのと言いましたが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...世の学者はおおむねみな腰ぬけにてその気力は不慥(ふたし)かなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...反抗できない腰ぬけでもないが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...腰ぬけども、耐えられるか」とシャレが叫んだが、激怒もむなしかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...忘れ物が無いか見てくれ」腰ぬけバラドスは悪態(あくたい)をつき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...作家は腰ぬけでね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なんというなさけない腰ぬけだろう...
山本周五郎 「末っ子」
...おれは腰ぬけではない」「舌の達者なやつだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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