...××行きでございます……」米泥のM公いつ見ても腐れ切った草屋根のところどころ雨漏りのする個所へ煤けきった板など載せて...
犬田卯 「沼畔小話集」
...高の知れた文人の目腐れ金に課税した処で結局手数損じゃ無かろう乎...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...あたしには警視総監なんぞ狙うわけはないんだよ」お照は不貞腐れて天井の方に嘯(うそぶ)いた...
海野十三 「深夜の市長」
...この腐れた中におきましてはとてもだめである...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...久しく腐れ文学に頭脳を萎えさせていた日本人は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...あゝ何といふ腐れ縁だらう!暁...
種田山頭火 「行乞記」
...それでずるずるにやっぱり居馴(いな)れた喜久井町の家に腐れ着いていたのだ...
近松秋江 「うつり香」
...私がもしお宮を怒らしてしまうと不貞腐れのお宮のことだから...
近松秋江 「うつり香」
...落ちた花は朽ち腐れて一種甘いような強い香気が小庭に満ちる...
寺田寅彦 「花物語」
...ふて腐れたように手にザワザワ捲きついて来た...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...寧(いつ)その腐れ縮緬(ちりめん)着物で世を過ぐさうと思ふのさ...
樋口一葉 「わかれ道」
...殿の御宝蔵(ごほうぞう)から腐れ宝珠(ほうしゅ)をとりいだした...
久生十蘭 「玉取物語」
...全く宝の持腐れで...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...皆右の持腐れにアグネて居た...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...改正道路の裏にある腐れかけの四軒長屋の一区画がとりこわされて...
「朝の風」
...内容の乱れ腐れて行く東京を見ながら...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...腐れた雨戸を衝(つ)いたので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「畜生!これっぽっしの目腐れ金で妾をろうらくして...
吉行エイスケ 「女百貨店」
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