...「脳味噌がパニック状態」...
...「彼の脳味噌には計算能力がある」...
...「すごい楽しみにしてたんだけど、脳味噌が拒否した」...
...「この問題を解くには脳味噌をフル活用しなくちゃ」...
...「別に悪意はなかったんだ、単に脳味噌が働かなかったんだよ」...
...楊(ヤン)博士はいよいよ脳味噌の中から自信ある科学知能をほぐしはじめたのである...
海野十三 「軍用鮫」
...なんと脳味噌が抜きとられて頭の中は空っぽだ...
大阪圭吉 「三狂人」
...脳味噌の足りない百姓だけたあ限らないさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...それは或る人間の脳味噌かなんかで...
豊島与志雄 「道連」
...不幸にしてただ脳味噌に少しく足りないところがあるらしく...
中里介山 「大菩薩峠」
...女の方が少し脳味噌が劣る――と言っちゃ怒られるかね...
中里介山 「大菩薩峠」
...牛(うし)の脳味噌(のうみそ)で一杯詰つてゐるとしか考へられないのである...
夏目漱石 「それから」
...魔像の前には蜥蜴(とかげ)の死骸、猫の脳味噌、半殺しの蛇といった不気味な供物が、足の高い三方(さんぼう)に載せて供えられ、その供物の真ん中に据えた白木の大俎板(おおまないた)の上には、ピチピチした裸体が仰向(あおむ)けに寝かされて、その側(そば)には磨き立てた出刃庖丁が、刃先を下にしてズブリと板の上に突っ立っています...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ぐらぐらと脳味噌が動揺したような感じがしたと思うと...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...脳味噌もなければ肉体もない...
久生十蘭 「白雪姫」
...猪なみの脳味噌をしていやがる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...殊に脳味噌の味は摩訶不思議であつた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...俺ア脳味噌が変ったぜ...
矢田津世子 「反逆」
...非日本的な楽壇人の脳味噌から捻出された策戦であった...
山下博章 「「プラーゲ旋風」の話」
...トグロ巻いてる脳味噌ばかりは...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...鋸屑(おがくず)の脳味噌がバラバラと崩れ落ちて来た...
夢野久作 「微笑」
...人間の脳味噌(のうみそ)と一緒に...
吉川英治 「松のや露八」
...血と少しばかりの脳味噌が流れ出している...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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