...きっと聞けるだろう」こうして...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...この東洋の学者からどんな話が聞けるかと...
海野十三 「海底大陸」
...越後が本家であると言はれるおけさ節の朝から晩まで聞ける相川は...
江南文三 「相川おけさ」
...かをるも何か聞けるなら聞きたいといふやうにして...
田山花袋 「道綱の母」
...どうかしてあんなものが聞けるようにも一度なりたいと思うけれどもそれも駄目だと云うて暫く黙した...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...埒(らち)もなき事を申し聞けるよりは少なりとも善き事を聞かするにしくはなし〔人の親たるもの能(よ)く記臆せよ〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...打ち明けて聞けるほどの懇意な人もありませんでした...
豊島与志雄 「崖下の池」
...まず神のことばを落ち着いて聞けるだけ腹を満たしてやらなければなるまい...
永井隆 「この子を残して」
...……」「あんまり非人情でもないようですね」「なにこれが非人情的に聞けるのですよ...
夏目漱石 「草枕」
...トルバダウの歌の聞ける国じゃ」「主(ぬし)がいにたいと云うのか」「わしは行かぬ...
夏目漱石 「幻影の盾」
...猫の癖に運動なんて利(き)いた風だと一概に冷罵(れいば)し去る手合(てあい)にちょっと申し聞けるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...聞けるものなら、聞いておきたい」金十郎は笑って答えなかった...
久生十蘭 「奥の海」
...暗闇の覆いに紛れて何か聞けるかしれないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...何一つ本気で聞けるようなことはいわないのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なにか参考になることが聞けるかもしれない...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...万事はその上で申聞ける所存じゃ...
夢野久作 「名君忠之」
...公孫先生の消息もそこで聞けるかもしれません」「お...
吉川英治 「新・水滸伝」
...俎豆の事は則ち嘗て聞けるも...
和辻哲郎 「孔子」
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