...考え出すままにいろいろな事を話して見よう...
淡島寒月 「凧の話」
...いろいろ馬鹿げた事を考え出す者が多かった故か...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...彼等自身のアルファベットを考え出す丈の知恵を持った者が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...火星兵団の暴力に手向かう方法を考え出すことにしようじゃないか」「それがいい...
海野十三 「火星兵団」
...そのうちにもっと何かいい手段を考え出すことだろう...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...すなわち我等の小さい頭ではとても新しい変化のあることを考え出すことはできない...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...又政治家は自己の失敗又は野心をば尤もらしい推理を考え出すことによって正当づけようと企てる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...言葉つきを考え出すと...
直木三十五 「南国太平記」
...」「だって、考え出すと、あんまり滑稽で、話ができないわ...
永井荷風 「ひかげの花」
...これを考え出すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...一体この字はこれで正しいのかと考え出すと...
中島敦 「狼疾記」
...考え出すたびに、昔の自分の事だから遠慮なく厳密なる解剖の刀を揮(ふる)って、縦横(たてよこ)十文字に自分の心緒(しんしょ)を切りさいなんで見るが、その結果はいつも千遍一律で、要するに分らないとなる...
夏目漱石 「坑夫」
...広田先生の注意によって、汽車の窓からはじめてながめた富士は、考え出すと、なるほど崇高なものである...
夏目漱石 「三四郎」
...猫だって頭の刈り方を二十通りも考え出す日には...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すべて考え出す時には骨の折れるものであるから猿股の発明に十年を費やしたって車夫の智慧(ちえ)には出来過ぎると云わねばなるまい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一作ごとに頭の禿げるようなことを考え出す人であると誰かが評したが...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...肩の凝るような気もちでそれを尋ねることを考え出すと...
室生犀星 「童子」
...考え出すととても駄目...
横光利一 「旅愁」
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