...それ以外に考えつかない良策でもあろう...
上田広 「指導物語」
...書くべき題材を考えつかないことには...
海野十三 「軍用鼠」
...ちょっと考えつかないことです...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...考えつかないことでした...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...僕の出来そうなものはちょっと考えつかないのである...
太宰治 「正義と微笑」
...三時間で行ってこられる恰好(かっこう)な散策地でわれもひともちょっと考えつかないようなわすれられた場所はないものかとしあんしたすえにいつからかいちど水無瀬(みなせ)の宮へ行ってみようと思いながらついおりがなくてすごしていたことにこころづいた...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...夫が相手ではとても考えつかないような破天荒(はてんこう)な姿勢...
谷崎潤一郎 「鍵」
...私はまだその時も適当な隠し場所を考えつかないで困っていた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...どうしても考えつかないことがございますの...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一寸考えつかないことですよ...
豊島与志雄 「変な男」
...けれども今考えて見てもそれよりほかの源因は全く考えつかないようだから...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...不幸にしてまだ考えつかないだけである...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...その腹の中の人間を殺せようとは誰も考えつかない...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...何も考えつかないとは...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...考えつかないんですよ...
森本薫 「みごとな女」
...考えつかないではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ誰も考えつかない先の憂いにもう心をつかっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...鈴虫にも考えつかない若僧(にゃくそう)であった...
吉川英治 「親鸞」
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