...雪の飄々（へう／＼）翩々（へん／＼）たるを観（み）て花に諭（たと）へ玉に比（くら）べ... 
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...翩翩は平生とかわらない話をして他に何もいわなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...翩翩はいった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...翩翩は釵（かんざし）を扣（たた）いて歌った...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「翩翩」
...翩々（へんぺん）として貿易風に翻（ひるがえ）り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...家根の上に翩翻とひるがえっています...
豊島与志雄 「エスキス」
...どうかして翩々（へんぺん）たる軽薄才子になりたいと心（しん）から神に念じているのである...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...翩翻（へんぽん）として踊りに踊る処女（おとめ）の大群は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あの掌の上で翩飜（へんぽん）と踊つた美女が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...翩翻（へんぽん）として舞い...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...翩翻（へんぽん）として...
三好達治 「測量船」
...蝶が翩々（へんぺん）と飛んでいる...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...翩々（へんぺん）と青旗が並んで見える...
吉川英治 「三国志」
...翩翻（へんぽん）と立ちならんでいる...
吉川英治 「三国志」
...そこの営内にはすでに見馴れない他人の旗が翩翻（へんぽん）とたなびいていた...
吉川英治 「三国志」
...翩翻（へんぽん）たる旗風の波をうしろに...
吉川英治 「三国志」
...淡墨色（うすずみいろ）にまるく染（そ）めた葵（あおい）の紋（もん）の旗（はた）じるしとが目あたらしく翩翻（へんぽん）としている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...その幕は翩翻（へんぽん）と風を孕（はら）んでいるので...
吉川英治 「新書太閤記」
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