...雲雀は天に飛び翔ります...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...黒衣の新夫婦は唖々(ああ)と鳴きかわして先になり後になり憂(うれ)えず惑わず懼(おそ)れず心のままに飛翔(ひしょう)して...
太宰治 「竹青」
...彼等は、僕の稚拙な筆をもどかしがり、勝手に飛翔する...
太宰治 「道化の華」
...L軸の方向に飛翔(ひしょう)せんとする翼を盲目的に切断せざらん事を切望するものである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...飛翔の言を宣(せん)しいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...單蹄の馬翔けて行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これをしてその幽谷を出で喬木(きょうぼく)に移り林園を快翔(かいしょう)せしめんと欲せば...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...馬は僕を乗せて空中を翔(かけ)っているんだ...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...鳩ら生れの棲家に到るや即ち迅き飛翔もて...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...権力感の高翔した詩を作るのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...中空(なかぞら)に凄じい翔(かけり)の音が聞え...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...鍛冶屋はずんずんと翔んで行つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...現実から翔びはなれて...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...砲彈の中を翔けても...
吉川英治 「折々の記」
...そして殿軍(しんがり)の大将呂曠(りょこう)と呂翔(りょしょう)のふたりをなだめて...
吉川英治 「三国志」
...旧友の呂曠(りょこう)と呂翔(りょしょう)だった...
吉川英治 「三国志」
...孔明は魏延や高翔を呼出して...
吉川英治 「三国志」
...武蔵の胸をあらしみたいに翔(か)けまわった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??