...翌月の小遣ひを捲き上げようとした...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...五十七翌朝(あした)お今が訪ねて行った時...
徳田秋声 「爛」
...その翌晩、片野さんが、十一時近くにやってきた...
豊島与志雄 「潮風」
...翌朝、出かける時間だと母から注意されると、もう行かないと言っておいたんだと、落着き払って彼は答えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今度はほんとうによく眠りつづけて、翌朝、ほかの客よりもおそくまで眼が覚めませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...その伯父は翌朝大山へ行った...
中島敦 「斗南先生」
...翌十二日の午後三時...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...十三の三翌日(よくじつ)になつて...
夏目漱石 「それから」
...明日で宜いよ」その翌る日...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...翌日、僕は自動車の中から、公園の中を歩いてゐる彼女を認める...
堀辰雄 「不器用な天使」
...さて早(はや)殺しやったと安心して翌朝見れば縫工恙(つつが)なく生き居るので巨人怖れて逃げ去った...
南方熊楠 「十二支考」
...大薬妻の教えのままに翌日商主の五馬を牽(ひ)き来て池辺の岩上に立たせ...
南方熊楠 「十二支考」
...その翌日であったか...
山本実彦 「十五年」
...翌日は自分で外出し...
山本周五郎 「季節のない街」
...その中(うち)にやがて翌る朝になって...
夢野久作 「白髪小僧」
...レミヤはその翌る日から...
夢野久作 「霊感!」
...翌日は雨が降つた...
横光利一 「悲しみの代價」
...そこで三名は、万事を諜(しめ)しあわせて、その翌々日、李粛は二十騎ほど従えて塢(びう)の城へおもむき、「天子、李粛をもって、勅使として降し給う」と、城門へ告げた...
吉川英治 「三国志」
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