...冬になったら羽根布団に替えるんだよ...
...羽根布団がフカフカで気持ちいい...
...羽根布団を干したら、外で風に揺れていた...
...最近は羽根布団よりも軽さがウリの掛け布団が人気だそうだ...
...小さい子供は羽根布団で寝ていると蒸れてしまうことがあるから気をつけて...
...夫も私が眼を覚ましかけたのに気がついて私に羽根布団(はねぶとん)と毛布を着せ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...クレプ・ド・シンの嵩高(かさだか)な羽根布団(はねぶとん)が思いきり派手なのと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...その上、おまけに菓子を食べたり、ご馳走を腹いっぱいつめ込んだりする見苦しい習慣、さま/″\な忌わしい結婚の支度、それから住居、寝室、寝床、婦人上衣(カボート)、ガウン、下着や化粧などの品定め‥‥『まあ、考えてもご覧なさい、もしあの老人がいったように、古い家長制度に則(のっ)とって結婚するならば、羽根布団も、持参金も、寝床もみんな結婚という神秘に相当する枝葉末節に過ぎません...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それを眺めて、不断の微笑を送って居るのは、仏蘭西(フランス)の古典らしい油絵の少女で、その隣の扉(と)を押し開けると、次の間は小さく纏まった寝室、所謂(いわゆる)ハイカラにした紅閨(こうけい)で、小卓にも、寝台にも、羽根布団にも、若い娘の好みらしい、可愛らしさと、金持の一粒種らしい豪勢さが溢れます...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...羽根布団を退(の)け...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...羽根布団で上半身を包み...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...うず高い羽根布団を依然として見ていたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ブロックは片手で控え目に羽根布団をなでた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...果ては羽根布団の腹を裁(た)ち割って...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...その上から緞子(どんす)の羽根布団を蔽いかぶせて...
夢野久作 「ココナットの実」
...真綿の椅子の中で羽根布団に埋(うずま)ったまま...
夢野久作 「ココナットの実」
...羽根布団にもぐり込んで寝た...
夢野久作 「ココナットの実」
...左手でソロソロと緞子の羽根布団をめくった...
夢野久作 「白菊」
...羽根布団を引き上げながら...
夢野久作 「白菊」
...私はこの羽根布団の下の人の形の胸のあたり眼がけて...
夢野久作 「冥土行進曲」
...不思議や羽根布団がビシャンコになってしまった...
夢野久作 「冥土行進曲」
...慌てて羽根布団をマクリ上げて下を覗いて見た私は...
夢野久作 「冥土行進曲」
...羽根布団の下は真赤な血に染ったシーツばかりである...
夢野久作 「冥土行進曲」
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