例文・使い方一覧でみる「群」の意味

...問予（よ）の死後の名声は如何（いかん）？答　ある批評家は「群小詩人のひとり」と言えり... 問予の死後の名声は如何？答　ある批評家は「群小詩人のひとり」と言えりの読み方
芥川龍之介「河童」

...そして自動車はずんずん火星人の群に近づいていった... そして自動車はずんずん火星人の群に近づいていったの読み方
海野十三「火星探険」

...群木（ぐんぼく）は少（すこ）しく霜を染（そめ）て紅々（あかく）... 群木は少しく霜を染て紅々の読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...却つて群小嘲弄の標的たらむとするは氣の毒の至りに堪へず... 却つて群小嘲弄の標的たらむとするは氣の毒の至りに堪へずの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...群衆の中から、幾人もが頷いた... 群衆の中から、幾人もが頷いたの読み方
直木三十五「三人の相馬大作」

...群集に押しもまれながら駈（か）け歩いている中（うち）... 群集に押しもまれながら駈け歩いている中の読み方
永井荷風「ひかげの花」

...東海坊の軍師格で、その信者の一人なる浪人者御厩（おうまや）左門次が同じく東海坊の門弟で、用人を兼ねてゐる定吉といふ白い道服の中年男と共に、群衆の整理、修法の進行等、一瞬（しゆん）の隙もなく眼を配つて居ります... 東海坊の軍師格で、その信者の一人なる浪人者御厩左門次が同じく東海坊の門弟で、用人を兼ねてゐる定吉といふ白い道服の中年男と共に、群衆の整理、修法の進行等、一瞬の隙もなく眼を配つて居りますの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「どちらへお帰りですの？」私はこの魚群のような女達に別れて... 「どちらへお帰りですの？」私はこの魚群のような女達に別れての読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...欧米で巡査の十手（じって）を振らねば治まらぬ群集も... 欧米で巡査の十手を振らねば治まらぬ群集もの読み方
南方熊楠「神社合祀に関する意見」

...さては上手の端の牛飼童に終る一群の人々とは... さては上手の端の牛飼童に終る一群の人々とはの読み方
宮本百合子「あられ笹」

...この文盲群にふくまれる農民の夥しい数でわかる... この文盲群にふくまれる農民の夥しい数でわかるの読み方
宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」

...悪夢のやうに重たいものを踏んでくる蝦蟇の群... 悪夢のやうに重たいものを踏んでくる蝦蟇の群の読み方
三好達治「測量船」

...）合唱の群こわいおばさん... ）合唱の群こわいおばさんの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...八重山群島の西表（いりおもて）の節祭（シツマツリ）のごときも... 八重山群島の西表の節祭のごときもの読み方
柳田国男「海上の道」

...有象無象（うぞうむぞう）の大群衆を生かすか殺すか彼一人の頭にかかっている... 有象無象の大群衆を生かすか殺すか彼一人の頭にかかっているの読み方
横光利一「微笑」

...すぐ彼方の群れへ... すぐ彼方の群れへの読み方
吉川英治「私本太平記」

...若党ばら一群の者が... 若党ばら一群の者がの読み方
吉川英治「私本太平記」

...薪を担いでいるその群れへ... 薪を担いでいるその群れへの読み方
吉川英治「親鸞」

「群」の読みかた