...リビングに置時計を置いた...
...玄関に置時計があるとおしゃれだ...
...毎日、置時計の針を合わせるのが習慣になっている...
...無音の置時計は静かな空間を演出する...
...おしゃれな置時計を見つけたけど、値段が高かった...
...その天馬の飾りがついている大きな置時計の下に隠してあったのです」「ほう...
海野十三 「蠅男」
...置時計の前を見た...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...机の上には、置時計と、きれいな花を生(い)けたむらさき色のガラスの花びん、筆立てなどが置いてあります...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...その置時計の針は...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...女優が待つてゐる間(うち)に応接間の置時計は三度ばかり当てつけがましく時を打つた...
薄田泣菫 「茶話」
...其の時不意に煖炉棚(マントルピース)の上の置時計がジーと蝉のように呟いたかと思うと...
谷崎潤一郎 「少年」
...粉挽屋の食堂のストーヴの上の置時計と十字架像の間に...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...置時計が優しい小さな音でもう三時を打つた...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...奥の間から置時計の鳴る音につづいて鉄瓶の湯のたぎる音が聞え出した...
永井荷風 「春雨の夜」
...四角の紫檀製(したんせい)の枠(わく)に嵌(は)め込(こ)まれた十八世紀の置時計が...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...昔の時計は自鳴鐘といふのが通り名で、掛時計、置時計、櫓(やぐら)時計、卦算(けさん)時計、印籠時計、枕時計などがあり、名古屋藩の津田助左衞門を始め、大藩には時計師を抱へた向きもありますが、何んと言つても日本の總元締は、武鑑にも出てゐる公儀御時計師廣田利右衞門で、京橋弓町に堂々たる屋敷を構へ、世々五十俵の祿(ろく)を食(は)んで立派な士分として遇せられました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの置時計を購つてやりたかつた...
原民喜 「鎮魂歌」
...父親(てておや)は机の上の置時計を眺めて...
樋口一葉 「十三夜」
...天井の太い梁も、隅棚の和蘭(オランダ)の人形も、置時計も、花瓶も、木の間ごしにチラチラとうごく水明りも、眼にうつるものはすべて、もうなんの情緒もひき起さない...
久生十蘭 「肌色の月」
...友吉に置時計を渡しながら)友吉 ……角の...
三好十郎 「その人を知らず」
...違棚の上でしつっこい金の装飾をした置時計がちいんと一つ鳴った...
森鴎外 「鼠坂」
...火鉢のそばに座りながら一寸そこの置時計を眺めて...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...そこの嵌(は)め込み箪笥だの交(ちが)い棚だの長火鉢といったような調度類は薄暗い中にもチリ一つとめない神経質なまでの几帳面さの中に置時計の針のチクタクまでがいやに厳(いかめ)しい静けさを守っているものだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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