...借りて来て隠して置いたのを見付かつたんで...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...桶に入れ置きけるに...
大町桂月 「猫征伐」
...それを安全なところへ置きたいんですが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...とみやにそう言って置いて呉れ...
太宰治 「花燭」
...また別に取つて置いてありますから...
太宰治 「津軽」
...生かして置けぬ...
太宰治 「走れメロス」
...右の袂の中から一円札を出してコツプの傍へ置いた...
田中貢太郎 「蛾」
...それだけで済まして置くこともある...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...………このことは今こいさんに云わんと置いとく方がええことおませんか」「いや...
谷崎潤一郎 「細雪」
...空色の薄い玻璃皿を取って母の膝に置いた...
豊島与志雄 「蠱惑」
...彼は恒雄を自分と親しい所に置いて見た...
豊島与志雄 「囚われ」
...かねがね牢番を欺いて用意して置いた...
中里介山 「大菩薩峠」
...或は妾(めかけ)を置いて暮すか...
夏目漱石 「それから」
...何時までもあのまゝにしては置けないし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その猫を婢たちのいる北面(きたおもて)にやり放しにして置いたことがあった...
堀辰雄 「姨捨」
...そのまま放置する...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...かつて門はなくてはならぬ位置に建設せられた...
柳宗悦 「民藝四十年」
...置注(おきつ)ぎで...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索