...静子が茶棚から葉鉄(ブリキ)の罐を取出して...
石川啄木 「鳥影」
...僕は何を考えて罐係になったか...
海野十三 「火葬国風景」
...要(い)りもしないのに百五十億ドルもの罐詰を買って持っているんです...
海野十三 「第五氷河期」
...何故チョコレートの罐(かん)を一緒に盗んで行ったかということである...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...春寒い夜風に罐の火の燃えしぶる音がする...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...――10.ベンヂン室にゐて機械油を罐にあけてゐた若いツェッペリーン船員の心臟は青いブルーズの下で動悸を打つた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...彼の「採集箱」ともいうべきブリキ罐のなかにいれて...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...罐詰の筍(たけのこ)の卵とじなど食わした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...牛肉の罐詰や佃煮や...
豊島与志雄 「食慾」
...それで蜜柑の罐詰が...
中谷宇吉郎 「果物の天国」
...藥罐の蓋(ふた)と一緒に並べたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...罐詰の空罐で小流れから水を運んでは湯へあけてゐる...
林芙美子 「うき草」
...罐(かん)前の火夫や石炭庫のコロッパスは...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...正直(しやうじき)安兵衛(やすべゑ)とて神(かみ)は此頭(このかうべ)に宿(やど)り給(たま)ふべき大藥罐(おほやくわん)の額(ひたい)ぎはぴかぴかとして...
一葉女史 「大つごもり」
...第三に薬罐あたまに毛が生える...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そいつを大汗で掻き集めて罐へおしこむ...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...こういう根気よい展望をもって汽罐車製造工場を見...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...酒は藥罐でもう燗がついてゐた...
室生犀星 「命」
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