...纏めるべき所で纏めるということがあっていいのではないかと思う...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...上陸隊を取纏めることはシルヴァーに任せて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...纏めるつもりでいたからこそそう云ったのであるけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ここいらで纏めるより外はないかと存ずるのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...室(むろ)の方の話を纏めるにしても...
徳田秋声 「爛」
...何一つ纏めることはできなかつたけれど...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...その要点は大体三つの公式に纏めることが出来よう...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...それを纏めることこそが研究の目標である...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...こうして纏めることが科学的研究に於ける表現でなくてはならぬ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...「唯物論」は之に反して現実生活の普遍的な大きな利害を最も忠実に纏める処の...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ホンノ道樂が昂じていろんなものを集めた結果から纏めることが出來た學問である...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...普通の漢籍は一箇所に纏める法がないから散逸する...
内藤湖南 「支那目録學」
...記録の方をとりあえず一冊に纏める決心をした...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...そして貴方方の結婚を私はきつと纏めるでせう...
長與善郎 「青銅の基督」
...纏めるというのは黒白(こくびゃく)の決しかねる事柄(ことがら)について云うべき言葉だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...事を纏めるには今の間謹愼してゐた方がいゝだらうと思ひますがね...
正宗白鳥 「孫だち」
...どうしても考えを纏めることが出来なかった...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...再び纏めることの出来たのを悦ばしく思う...
横光利一 「上海」
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