...纏めるべき所で纏めるということがあっていいのではないかと思う...
浅沼稲次郎 「まあまあ居士の弁」
...この骨を一纏めにしなかった以前の有様が見たかったと言うと...
伊波普猷 「土塊石片録」
...皆(みんな)一纏めに下宿屋の押入に取残した儘(まゝ)逃げて来たので...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は家族の全員を取り纏め...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ここいらで纏めるより外はないかと存ずるのである...
谷崎潤一郎 「細雪」
...また本書は前に述べた通り隨時諸雜誌へ書き散したのを一つに纏めただけのものであるから折には前後重複の個處がある...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...そのものとして一纏めに...
戸坂潤 「科学論」
...之と根本的に対立する所以に従って之を一纏めにすることによって...
戸坂潤 「科学論」
...* 覚え書きのために文献の若干を纏めておこう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...更にそれを一纏めにして六略の各部類とし...
内藤湖南 「支那目録學」
...私は今までのやり散らして来た研究を纏めて...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...要するに複雑な内容を纏(まと)め得る程度以上に纏めた簡略な形式にして見せろと逼(せま)られるのだから困ります...
夏目漱石 「中味と形式」
...彼はやがて四つ折にして一纏めに重ねた厚みのあるものを取り上げて中を開いた...
夏目漱石 「道草」
...これも大急ぎで手廻りの荷物を纏めると...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...七人の美女を一と纏めにして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...空襲避難の貴重品を纏めんとして...
原民喜 「かげろふ断章」
...先月末を期限で費った金を纏めて送ることになっているで...
矢田津世子 「凍雲」
...父が世話をして一冊に纏めて...
柳田国男 「故郷七十年」
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