...縁続きの離れへ走つて行つた...
芥川龍之介 「庭」
...姉さんの縁続きでござんすから...
泉鏡花 「歌行燈」
...お民といって縁続き...
泉鏡花 「女客」
...福沢桃介氏と縁続きである...
薄田泣菫 「茶話」
...行く先は母親の側(かわ)の縁続きであった...
徳田秋声 「足迹」
...浜屋といくらか縁続きになっている山の或温泉宿へやられたのは...
徳田秋声 「あらくれ」
...縁続きになっている土地の文学青年の小山...
徳田秋声 「仮装人物」
...遠縁続きになっていることや...
徳田秋声 「爛」
...ふと東京で懇意になった遠縁続きの男に...
徳田秋声 「爛」
...遠い縁続きになるその温泉宿へ...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...縁続きになっているMの家に預けられて六年の小学教育を終えた...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...縁続きの関係があるにしても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「北条家と岩井家は縁続きなんだそうですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遠い縁続きだったそうで――」八五郎の説明を聴きながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...喜平さんと当地の御手代様とは奥様の方の縁続きとかで...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...これは尾芝の縁続きの者が親切に世話してくれている...
柳田国男 「故郷七十年」
...縁続きになる綺麗ないい細君を迎えて...
柳田国男 「故郷七十年」
...侍従武官の溝口伯爵が私と縁続きでもあり...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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