...僕の持つてゐる洋綴(やうとぢ)の本に...
芥川龍之介 「本の事」
...一百二十折を合せて一冊に綴(と)じましたものでありまして...
泉鏡花 「海神別荘」
......
内村鑑三 「楽しき生涯」
...これを拾って綴ってゆくと...
海野十三 「蠅男」
...冷吉は最う綴糸も切れないので...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...簑虫はまた早くから枯つ葉で縫ひ綴くつた草庵のなかに隠遯生活を送つてゐたが...
薄田泣菫 「独楽園」
...草履ハ銀ノ綴デ三段ノ高サノモノ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...羊三は昨夜おそく出来あがつた原稿を綴ぢたり...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...その中に点綴するいろいろな楽しみもありました...
豊島与志雄 「幻の園」
...Samuel Butler――Erewhon.(エレホーン)nowhere を逆に綴ったのであって...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...渠(かれ)は粗末な直綴(じきとつ)を纏(まと)うて...
中島敦 「悟浄出世」
...向後(こうご)御互に不義理不人情な事はしたくないものだという意味を僅(わずか)二行余(あまり)に綴(つづ)って先方へ渡した...
夏目漱石 「道草」
...半紙横綴(よことぢ)の分厚な帳面ですが」「それがどうした」「お終ひの三...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...假名づかひや綴り語の美しい抑揚やが...
萩原朔太郎 「青猫」
...まつすぐな字を綴つてゆく...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...結果として数枚綴った過去帳の写しを受取った...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...ときに三枚綴(と)じ五枚綴じのこともあった...
山本周五郎 「へちまの木」
...千蛾老人はふところから一冊の古びた綴本(とじもの)を卓(たく)の上へさし向けて...
吉川英治 「江戸三国志」
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