...息も絶え絶えにあえいでいる...
芥川龍之介 「偸盗」
...浅い絶え絶えの積雪をもっているだけなので...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...息も絶え絶えに続いているように見える...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...「あッ」中には娘浜路が滅茶滅茶に縛られた上、猿轡(さるぐつわ)まで噛まされて、息も絶え絶えに、半死半生の身を横たえていたのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしすぎる」絶え絶えに言う真っ青な顔には...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...人々は息も絶え絶えに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...にらまれたビンセント卿は息も絶え絶えだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...」彼は息も絶え絶えのやうな声を発した...
牧野信一 「公園へ行く道」
...私はもう息も絶え絶えの姿であったが...
牧野信一 「ゼーロン」
...そしてやや眠そうな読経(どきょう)の声が絶え絶えに響いてくる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...絶え絶えながらなお続いているのだった...
柳田国男 「海上の道」
...絶え絶えにこう云った...
山本周五郎 「契りきぬ」
...そうして息も絶え絶えの思いを致しながら...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...息絶え絶えの声を送って...
夢野久作 「少女地獄」
...しまいには息も絶え絶えの泣き声ばかりになって...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...そんな意識同志の連絡もイヨイヨ絶え絶えになって来る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...息も絶え絶えにせきたてる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...絶え絶えに細くつづいていた...
蘭郁二郎 「植物人間」
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