...その笹に大きいものを結び付けることが流行り...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...ステップニャツクと二葉亭とを結び付けるというは奇妙であるが...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...その同じ颱風はまた思いもかけない遠い国土と日本とを結び付ける役目をつとめたかもしれない...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...センスをば心理学的な――心理学に於てさえもはや信用を失って了っている処の――所謂「感覚」(Empfindung)と結び付ける哲学的習慣から来たものに過ぎない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...過去の恋愛に二人を結び付ける絆(きずな)が断たれるのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...史上の人物に結び付けることの技巧が非常に拙劣なために...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...最近の頻繁(ひんぱん)な雷鳴とを結び付けることに成功した...
中島敦 「狐憑」
...人間は彼等の現在の行爲を過去の歴史に結び付ける...
三木清 「歴史哲學」
...從つて存在としての歴史に自己を結び付けるのである...
三木清 「歴史哲學」
...何故に一般に人間は自己を社會の存在に結び付けるかと問うてゐるのである...
三木清 「歴史哲學」
...藝術的制作等を含めて)が必然的に他の既にそこにあるものに自己を結び付けるといふことは...
三木清 「歴史哲學」
...事實が自己を存在に結び付けるべき必然性の存する限り...
三木清 「歴史哲學」
...體系に對する要求は凡そ事實としての歴史が存在としての歴史に自己を結び付けるといふ必然性を前提しなければならぬであらう...
三木清 「歴史哲學」
...最も遠き過去の歴史に結び付けることも出來る...
三木清 「歴史哲學」
...ところがフアウヌスには二つの判断を結び付ける事が出来ない...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...特定の植物を採って来て結び付ける点まで一致している...
柳田國男 「歳棚に祭る神」
...自身に馬車に結び付けると...
夢野久作 「白髪小僧」
...この教室に結び付ける間接の因縁ともなったのです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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