...太初の事は私の欲求をもってそれに私を結び付けることによって満足しよう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...而して五台山まで結び付けるのが...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...ある家庭で歳末に令嬢二人母君から輪飾りに裏白(うらじろ)とゆずり葉と御幣(ごへい)を結び付ける仕事を命ぜられて珍しく神妙にめったにはしない「うちの用」をしていた...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...そして之が更に第二に社会に特有な一つの機構の下に――アカデミズムとジャーナリズムとの構造を通って――「イデオロギーの社会学」を自分に結び付けるのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...この人間の内面性を更に自我にまで結び付ける処にこそ横たわる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...この物質的技術が之と結び付くという点に(だがこの点に結び付け方は単なる発明という概念などへ結び付ける場合のようにイージーゴーイングには行かない)...
戸坂潤 「技術の哲学」
...直観を概念(悟性)にまで私かに結び付ける...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之と技術家の専門的な技術上の知識や経済学者の経済的見解とを結び付けるのが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...センスをば心理学的な――心理学に於てさえもはや信用を失って了っている処の――所謂「感覚」(Empfindung)と結び付ける哲学的習慣から来たものに過ぎない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...従って之は空間と空間なる概念とを結び付けることが出来るように見える...
戸坂潤 「性格としての空間」
...又結び付ける他に考えが働かなくなるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...我々の歴史哲學を何よりも歴史的認識の問題に結び付けるのでなく...
三木清 「歴史哲學」
...藝術的制作等を含めて)が必然的に他の既にそこにあるものに自己を結び付けるといふことは...
三木清 「歴史哲學」
...またかかるものとしてのそれがつねに自己を存在としての歴史に結び付けるといふ必然性は...
三木清 「歴史哲學」
...何故に現在の行爲が屡々自己を遙かなる過去に結び付けるかは十分に説明されず...
三木清 「歴史哲學」
...事實としての歴史は自己の發展が要求するに從つて存在としての歴史の如何なるものにも自己を結び付ける...
三木清 「歴史哲學」
...然るにこのやうに存在としての歴史に自己を結び付けることは事實の歴史性を現はすものであり...
三木清 「歴史哲學」
...この教室に結び付ける間接の因縁ともなったのです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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